筐体のサイズ
筐体のサイズは、机の上に載せて気軽に利用できるかという点で、実際に使ってみると気になる要素ではある。上の写真を見れば一目瞭然だ。AtermWR8165Nが一番コンパクトになっている。ただ、この機種だけスタンドがなく、立てる場合は筐体の底面がスタンド面になる。一応広めになっているので立てることはできるが、LANケーブルを複数接続すると多少不安定にはなる。
なお、筐体が小さいのでAtermWR8165Nだけ有線LANを接続するポートが3ポートとなっている。ほかの機種は4ポートだ。とはいっても、スイッチングハブを増設すればLANポートを増やすことは簡単だ。インターネットを接続するWANポートは、当然どの機種も1ポートある。
セットアップのし易さ
初心者の方にとってセットアップが簡単かは気になるところだ。買って来ていきなり「サポートに電話しなくては!」では困る。その点、どの機種もQRコードを専用のアプリで撮影して設定することができる。一例としてI-O DATAのWN-G300RとiPhone5の接続設定を紹介しよう。ものの数分あれば設定が完了する。
(1)AppStoreで専用アプリ「QRコネクト」をダウンロードする。
(注)Android対応のアプリも用意されている。
(2)アプリを起動して製品に添付されているQRコードを読み取る。
QRコネクト
Wi-Fiで接続するには、iPhoneの「設定」で「Wi-Fi」を選択し本機種のESS-IDである「AirPort**」を選択するだけだ。暗号化の情報は、先に設定済みなので複雑な暗号化キーを入力する画面は表示されない。
iPhoneのWi-Fi設定
家庭内で利用するのであれば、特に問題はないが、不特定多数が行き来する環境で利用する場合は、暗号化キーを容易に読み取られないような工夫が必要だろう。