バー美人はどうしてなる？
今回はバー美人について取り上げます。初めて聞く方はじっくりお読みください。1. バーの役目
2. バーはどうやって持つ？
3. バー美人の正体とは？
1. バーの役目
バーの役目は一体何でしょう？ それは、「最終的にデュエットを踊るときのパートナーの手による支え」 です。バーを力いっぱいに持ってはいけないというのがわかりますね。男性パートナーの手を力いっぱい持ってしまったら、男性は踊れないでしょうから……。2. バーはどうやって持つ？
バーに頼ると一見踊りが上手になったように動けますが、そこには落とし穴が……。
バーを持っている方の肩は上げず、肘も下げます。指は自然に添えますが、親指はバーの下ではなく上に置き、手首は下げます。バーと反対のア・ラ・スゴンドの腕と対称になるように置くことを心がけてみましょう。
力の入れ具合は、少しバーを押す程度です。押す方向が大事です。決して横方向に押さず、上から下へ向かってバーを押すように使ってください。横方向に力を入れると、上体がバーに寄りかかってしまいますので、要注意です。
3. バー美人の正体とは？
バー美人の正体は、バーに寄りかかることで上体を支え、脚が動けている状態のこと。バーを持つ腕に力がかかりすぎているので、バーがなくなった途端、その力の行き場がなく、上体を支えられないのです。本来ならその力は上体そのもので補っていなければならないのですが……。上体を支える筋肉を使わず、腕の筋肉を使っているということになります。センター美人になろう！
センター美人はバーも上手に決まっていますね。センターで上手に踊れるにはどうすれば良いのでしょう？ 悩ましいですね。まずは上記で述べたバーの持ち方から変えてみましょう。バーに寄りかかっていたらバーから上体を起こしましょう。それによって、最初のうちは脚が重くなると思いますが、それでも上体を起こすことを続けてください。徐々に上体に筋肉がついて、動かす脚が楽になってきます。センターレッスン中は、一人ではなく男性パートナーと踊っているところを想像してみてください。「男性に寄りかかっては申し訳ない！」 と思いながら。
地道な道のりですが、継続は力なり！ ですね。
◎ここでワンポイントアドバイス！
上体を保つ筋肉は背筋です。腹筋に力を入れすぎると上体が起きないので要注意です。背骨が真っ直ぐになるように背筋を保ってください。腰で背中を折らないようにすることも大事です。前面はお臍の下の下腹に力を込めるようにしてみましょう。これで上体がしっかり安定すると思います。
