知っておきたいベルギー旅行の基礎知識

日本人にもお馴染みの観光大国フランスとドイツ、そしてオランダに囲まれたヨーロッパの小国ベルギー。ベルギーというと大流行したワッフル、チョコレートやビールが浮かびますが、それだけではありません。この記事ではビギナーに向けて「知られざる」&「もっと知りたい」ベルギーの魅力と、出発前に知っておきたい旅の基本情報をまとめてご紹介します。

大広場グラン•プラスが花で埋めつくされる2年に1度の祭典「フラワー•カー ペット」©Karin Andersson_Toerisme Vlaanderen

大広場グラン•プラスが花で埋めつくされる2年に1度の祭典「フラワー•カー ペット」©Karin Andersson_Toerisme Vlaanderen

ベルギー旅行の魅力

日本でもファンの多いワッフルやチョコレートに、800種類以上の銘柄を誇るベルギービール。国民一人当たりのレストラン数が欧州一というベルギーは、食通が目を輝かせる世界屈指の美食天国です。また、アートをテーマに据えた旅も得意分野。油絵技法の完成者ファン•エイク(アイク)が活躍した北方ルネサンスや、オルタ邸などの世界遺産で名高いアールヌーヴォー建築の発祥地として知られています。ルネ•マグリットに代表されるシュルレアリスム絵画や、「タンタン」でおなじみのバンド•デシネ(フランス語圏の漫画)も、ベルギーの存在なしには語れません。近年では「アントワープの6人」と呼ばれるファッションデザイナーの活躍も目立ちます。

一方、首都ブリュッセルはEUやNATOなど国際機関の中枢が置かれ、インターナショナルな雰囲気が漂います。外国人の居住者が多いので、国民は観光客にも分け隔てなくフレンドリー。さらに欧州きっての治安の良い国に挙げられるのも自慢。地理的にもヨーロッパのおヘソで周辺国からのアクセスが良く、周遊旅行もお手のものです。国土は日本の四国の1.5倍と小粒ながらも、まさに尽きない魅力がギュッと凝縮された“美味しい国”ベルギー。出発前に基本情報をしっかり押さえて、効率よい旅を存分に満喫して下さい。

ベルギーワッフル

日本でもブームとなったリエージュ風ワッフル

日本でもブームとなったリエージュ風ワッフル

ベルギーを代表する焼き菓子ワッフル。主流のものにパールシュガー入りでカリッとした食感が楽しめる「リエージュ風」と、フワフワした生地でできた長方形の「ブリュッセル風」の2種類があります。日本でもブームとなったリエージュ風は、持ちやすいので食べ歩きにも便利。一方ブリュッセル風はフォークとナイフを使いながら、室内で落ち着いて食べるのに向いています。屋台もよく見かけるので、甘党ならばちょっとお腹が空い時の心強い味方になることでしょう。

 

ベルギーチョコレート

一口サイズのチョコレート「プラリネ」はベルギー発祥©J.Almblad and/or Toerisme Vlaanderen

一口サイズのチョコレート「プラリネ」はベルギー発祥©J.Almblad and/or Toerisme Vlaanderen

真ん中にクリームやナッツといった詰め物のある一口サイズのチョコレートは「プラリネ」と呼ばれます。今や世界中で造られているこのプラリネが誕生したのもベルギーでした。一人当たりの年間チョコレート平均消費量は9キロで、国民はみなご贔屓のチョコレート屋さんがあると言われるほど。代表的なブランドとして、ベルギー王室御用達の老舗「ノイハウス」「ヴィタメール」「ゴディヴァ」「ガレー」「メリー」をはじめ、新進の天才職人の技が光る「ピエール•マルコリーニ」、支店を多く持つ「レオニダス」などがあります。

 

ベルギービール

ベルギービールは奥深い©O.van de Kerchove_BITC

ベルギービールは奥深い©O.van de Kerchove_BITC

ベルギービールの奥深さは、フランスワインに匹敵すると言っても過言ではありません。120以上の醸造所を数え、町の随所にあるビアカフェでは地元の人たちがグラスを傾け、自慢の国産ビールで喉を潤しています。大量生産に向いたラガータイプの「ピルスビール」もメジャーですが、本場ベルギーでは上面発酵で製造された個性豊かな「トラピストビール」「修道院ビール」「自然発酵ビール」などの地ビールをぜひお試し下さい。お気に入りの味がきっとみつかるはずです。