京都八百一本館のベーカリー
京都八百一本館
百貨店を中心に全国に青果店を展開する京都八百一が、2013年4月、六角堂近くに野菜を主役にした食の商業施設、「京都八百一本館」をオープンしました。
青果売り場
屋上の畑「八百一の郷 六角農場」
屋上には丹波で作られた土を50センチも盛ったという畑もあります。最初は八百屋さんと農場という計画でスタートしたそうですが、ご縁があって青果をとりまくさまざまな食の専門店が出店することに。京都の魚屋さん、肉屋さん、グロッサリーにワインの店、そしてレストランなどが3階建てのビルの中に集まっています。そこにはもちろんパン屋さんも。1階の「ザ・ブレッド」です。
ザ・ブレッド
谷上正幸さん
ザ・ブレッドの指揮をとるのはかつて代官山にあった人気店、「ラ・ブランジェ・ナイーフ」の谷上正幸さん。春先までは神戸のスモールラグジュアリホテル、
ラ・スイート神戸直営の「ル・パン」でシェフを務めていました。
イートインカフェ
ザ・ブレッドは京都八百一本館1階の右手にあります。併設されているイートインスペースでは野菜を使ったスープ(280円~)などとともに焼きたてのパンを朝7時半から食べることができます。
レストラン「セイボリー」でも出しているポテトパン
イギリスパン
野菜をたっぷり使った珍しいパンが並んでいるのだろうか?と想像していましたが、特にそんなことはなく、ベーシックなパンが目立ちます。伝統的なハード系やドイツパンは表情がキリっとした本格派。普通のスーパーのインストアベーカリーとは異なる様子です。
「ザ・ブレッドのパンは縁のところ、ミミがとくにおいしいんですよ」というのは広報担当の方。「京都八百一では気どらない、飾らない、素材で勝負というところがあります」。また買おうと思ってもらえるような、本質的なもの、生命力が感じられるものを揃えているのだとか。パンもそうなのですね。
本格派のハード系のパン