SNSでのお付き合いに疲れていませんか?
楽しくて始めたSNSが、だんだん負担になってくるのはなぜ?
情報を一斉通知できる便利さ、旧友との親交を温め合える懐かしさ、いつでも誰かとつながれる安心感――こんな魅力がSNSユーザーを虜にしているように思います。
一方で、SNSの過剰な機能に戸惑い、SNS上の独特なお付き合いに振り回されて、「SNS疲れ」を感じる人たちも増え始めているようです。
たとえば、サイトの閲覧数や承認数を比べて、不要にやきもきしたり、私生活のアピールや、同調的なコミュニケーションにわずらわしさを感じたり。さらには、プライバシーを常に他人に覗かれているようで、窮屈に感じてしまう人も少なくありません。
新しいコミュニケーションスタイルに魅力を感じて始めたSNS。でも、気がつけば、「SNSをやめると仲間はずれにされそう」「時代に取り残されそう」といった理由から、消極的に続けている、といった人の声も聞こえてきます。
SNSに依存してしまう人って?
気がつけば時を忘れて画面に釘付けになってしまうことも
つまり、精神的に自立している人にとって、SNSは自分の考えを広く、すばやく伝えるためのプラットホームになり、バラエティに富んだ他人の意見を求め、参考にするツールとして役立ちます。
一方で、アイデンティティが確立しておらず、他人との付き合い方が同調的になっている人にとって、SNSは“依存性”を高めてしまう危険があります。お互いの私生活をベッタリ共有、即レス、友だちの登録数、閲覧数アップ――そして、仲間と自分の“人気度”を比べて不安になったり、友だちと自分の生活の充実度を比べて競争したり、仲間からの批判を怖れて本音を言えなくなったり・・・・・・。そして、何よりSNSに時間が奪われ、リアルな私生活が後回しになっていく。
このようにSNSは楽しく便利である半面、はまりすぎると、さまざまな問題が生じることがあるのです。