フィンランド/フィンランドの観光

ラウマの旧市街/フィンランドの世界遺産(2ページ目)

フィンランド西部のボスニア湾に面した港街、ラウマに残る旧市街は、過去に幾度も火災に遭いながらも、その都度中世の街並みを丁寧に再建して今日まで美しくとどめていることから、1991年に世界文化遺産に登録されました。決して派手さはないけれど、中世の北欧らしい穏やかな木造の街並みや圧巻のフレスコ画をもつ教会などは、訪れる観光客たちにつかの間のタイムスリップを楽しませてくれます。

こばやし あやな

執筆者:こばやし あやな

フィンランドガイド

街散策の合間に、博物館に立ち寄って楽しく歴史も学べる

マレラ

ラウマ旧市街の有名な建築のひとつマレラ(Marela)は、もとは裕福な船主の住んでいた家。現在は博物館として内部が公開されている

旧市街では、あてもなくぶらぶらと散策して素敵な街角や路地を訪ねてまわるのも楽しいですが、せっかくなので街の歴史を物語るいくつかの博物館にも足を運んでみたいところ。

ラウマ博物館

マーケット広場の南側に面した、観光案内所を兼ねるラウマ博物館

旧市街の中心にあるマーケット広場に面した目を引く建物は、旧市庁舎で現在は観光案内所を兼ねるラウマ博物館。まずはここに立ち寄り、観光情報を入手しがてら、港町として栄えてきた街の歴史などを頭に入れておけば、見識も深まりその後の街歩きがより楽しくなります。

<DATA>
Rauman museo(ラウマ博物館)
住所:Kauppakatu 24, Rauma
TEL:+358 44 5679183
アクセス:旧市街マーケット広場から徒歩すぐ
開館時間:火~金曜12:00~17:00、土曜10:00~14:00、日曜11:00~17:00
休館日:月曜
料金:3ユーロ(他の博物館との共通券は冬季5ユーロ、夏季7ユーロ)

また、いくつかの意義深い建造物も、現在は博物館として内部公開されています。かつて船主が住んでいた邸宅マレラ(Marela)もそのひとつ。1800年代の存在感ある建築がそのまま残っており、内部では優美な調度品の数々を見学できます。このほかに、2軒の邸宅および工房、レトロな展望台などが博物館として見学可能になっています。旧市街内の博物館にはお得な共通券があるので、いくつか見て回ることを考えている人はぜひ最初に購入してください。

旧市街内およびその周辺の市街にはカフェやレストランも見つかり、ホテルも数軒あるので、1日がかりあるいは1泊してのゆったりとした滞在も良いでしょう。

ラウマ旧市街へのアクセス方法

ヘルシンキから列車でトゥルクへ約2時間、トゥルクから長距離バスで約2時間/タンペレから長距離バスで約2時間40分/フィンランド西岸都市ポリから長距離バスで約1時間。

※ラウマ長距離バスターミナルから旧市街までは徒歩約10分
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