パーラー江古田の愉しみ 自由なワインとチーズとパン(2015.11)
パーラー江古田とツオップ
All Aboutパンで年末恒例の人気投票、「ベストパン」でも毎年読者の支持を得ている「パーラー江古田」。2011年に近くの保育園内に「まちのパーラー」をオープンしてからますます人気が高まっています。原田浩次さん
パーラー江古田を経営する原田浩次さんはその昔、前に松戸のツオップのカフェ、「ルーエプラッツツオップ」のオープニングスタッフだった人。ツオップではパンは焼かなかったから、ここにツオップ風のパンがあるわけではないのです。でもツオップ風なところ、とわたしが思うことがふたつあります。
店内の様子
人通りの決して多くはない町の、そこでパンが売られているとわからない店構えの、そのドアを開けると、小さな店内がお客さんで賑わっていることが多い、のがまずひとつ。
テーブル席に座ったお客はサンドイッチや飲み物を自分でとりに行く
パーラー江古田の店内はカウンター4席、テーブル2席。だから店はすぐに人でいっぱいになります。でも、そこはお客さんたちも心得ていて、きょうはテイクアウトで、と予定を変更して温めたサンドイッチを紙パックに入れてもらったり、カウンターで立ったままエスプレッソだけクイっと飲んで帰ったりするのです。
コーヒー、エスプレッソも美味
もうひとつはサンドイッチのボリューム感。「パンでいいや」という間に合わせの食事的なものではなくて、「ああ、食事をした!」という気持ちになる一皿に惹かれて、きょうもお客さんがやって来るというところ。
トマトとチーズのサンドイッチ
パーラー江古田は、食事としてのパンを愛する人たちにおすすめのお店です。