一本立て
一作だけの作品を上演すること。一本立てでは大作と言われるミュージカルを上演する。
例『ベルサイユのばら』『風と共に去りぬ』『ME AND MY GIRL』『エリザベート』『ロミオとジュリエット』etc
歌稽古
ソロやコーラスなど、歌全般に関する稽古。■関連ガイド記事
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エトワール
フィナーレの初めに大階段の真ん中で歌う役。歌の上手な娘役がこの役をする場合が多い。
エンカレッジコンサート
歌の得意な生徒によるコンサート。各組ごと、宝塚バウホールにて行われていたが、ここ数年は上演されていない。
抜群の歌唱力で有名だった元宙組のトップスター・姿月あさとが退団する際に「歌の実力のある人たちに発表の場を」と提言したことがきっかけで実現した。
お稲荷さん
神棚。楽屋の舞台に近い場所にある。
公演の成功や、舞台で事故などがないよう、開演前に手を合わせる。
大階段
舞台上に設置される階段。舞台奥に縦に置いてあるものが、自動制御によって前にせり出してくる。
段数26段 前幅14.6m 後幅10.3m 高さ4.29m 1段の幅24cm
フィナーレで全生徒がこの大階段を下りてきて挨拶をするのは、宝塚のシンボル。
大階段の歴史は古く、手動形式で16段のものは昭和2年『モン・パリ』公演より。
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大楽(おおらく)
千秋楽の意味。トップスターのサヨナラ公演では、千秋楽とその前日の2日間にサヨナラショーが行われる。
前日を前楽、千秋楽を大楽と使い分ける。
おかき
各衣装の裏側に付いている名札。生徒の苗字が書いてある。“おかき”が付いている場所は、吊るしてある時には見える場所、着れば見えない場所。
男役の上着なら襟元、娘役のドレスなら胸元か背中。
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おかもち
早替りで使うものをいれておく、手の付いた自前のカゴ。中には、整髪料、ヘアーピン、くし、手鏡、はけふき(汗を拭くガーゼ)、口紅や粉など化粧や髪型を直すもの、アクセサリーなどの小物、飲み物などが入っている。
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オケ合わせ
曲のテンポなどを決め把握するため、舞台稽古前日に、オーケストラの演奏に合わせて行う稽古。稽古の時の音楽は録音やピアノ演奏だが、本番は生オーケストラ。
録音やピアノ演奏と生オーケストラの雰囲気の違いをこの時に感じ、本番に備える。
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