キャリアプラン/キャリアアップの方法

能力開発を考える-3(習慣化の4つのポイント)

前号「能力開発を考える-2(習慣化支援シートの活用)」では、新しい行動習慣を確実なものにする魔法のシートの活用についてお伝えしました。しかしながら、人間は弱いものです。決めたことをきちんと行うことは簡単なようで簡単ではありません。

藤田 聰

執筆者:藤田 聰

キャリアプラン・リーダーシップガイド

前号「能力開発を考える-2(習慣化支援シートの活用)」では、新しい行動習慣を確実なものにする魔法のシートの活用についてお伝えしました。しかしながら、人間は弱いものです。決めたことをきちんと行うことは簡単なようで簡単ではありません。

未来を具体的に描くことは今の行動に繋がるものです

未来を具体的に描くことは今の行動に繋がるものです

そこで、今回は計画したことをなかなか継続できない、三日坊主で終わってしまうクセと関連性のあるキーワードに触れてみたいと思います。以下の4つを今一度チェックしてみて下さい。

1つ目がビジョンの強さ、2つ目がすぐに着手すること、3つ目が小さな成功体験、4つ目がメンターやコーチの活用です。習慣化に関しての成功への鍵と言えましょう。

1.ビジョンの強さ

決めた事を継続できない原因として、まず、ビジョンそのものの強さが挙げられます。何が何でも実現したいという強い想いです。達成動機の強さです。性格タイプによって、達成動機が強いかどうかの温度差は確かにあります。

実現した際のイメージを具体的に持つことが重要でしょう。その意味では個人的なものではなく、組織、チームとしての目標を明確化することでしょう。メンバーと共有化することで自分を律せざるを得なくなります。

その意味では、自己管理の世界から一歩抜け出すことも成功確率を高める方法と言えましょう。

2.すぐに着手すること

一度決めたことをぶれずに継続していくことは至難の業です。人間は感情で動く動物ですのでその時々で状況は変化します。そんな中でもモチベーションを維持し、決めた事をきちんとやり抜かねばなりません。

まず、やってみることです。集中して事に臨むと、作業興奮と言って、言わば、ランナーズハイと同じような境地に辿り着くことができるのです。この状況はどんなに量的な負荷が掛かっても継続出来る状況を意味します。

計画しても直ぐに着手しないクセを持っている人がいます。あれこれ考えず、やりながら修正すべき点は修正していくくらいの心持ちで十分でしょう。

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