大学生の就職活動/就職活動の準備

成功する夏休みの過ごし方 【サークル編】

夏休み中にサークルの試合や合宿などを予定している学生も多いはず。就職活動を控えた夏休みだからこそ、ただ単に楽しい思い出だけが残る夏休みではなく、サークル活動を通じて仲間とより成長出来る夏休みにしていきたい。今回はサークルでの「成功する夏休みの過ごし方」を伝えていく。

小寺 良二

執筆者:小寺 良二

ライフキャリアガイド

サークル活動は仲間とプチチャレンジをする最高の機会

大学生活といえば「サークル活動」であり、多くの学生はさまざまなサークルに所属して仲間と共にたくさんの思い出をつくる。そして夏休みはサークルでの合宿など、長期間共に共同生活をするなど、密度の濃い充実した活動をするチャンスである。

サークル活動こそ大学生活で最も充実した時間を過ごせる機会

サークル活動こそ大学生活で最も充実した時間を過ごせる機会

しかし多くの学生は就活が始まると、この「サークル活動」のエピソードを話すことに戸惑いを持つ。理由を聞くと「実はうちのテニスサークルはほとんど飲み会が中心で、テニスの練習もそんなに頑張ってやってこなかったんで……」と、サークル活動自体が遊びの要素が強く、企業に自信を持って言えるエピソードにはなっていないようだ。

もちろん企業側も、どのサークルに所属していたら評価が高いというものなどはなく、遊びや飲み会中心のサークルでもまったく問題はない。しかしやはり学生自身を知るためにもその活動の中で何を取り組み、何を考えたり、学んだりしたかは聞きたいはず。

そういう意味ではどんなタイプのサークルであれ、就職活動を意識して取り組むのであればやはり「プチチャレンジ体験」にはぜひトライしてほしい。

とはいえ、いきなり何か大げさなことを始める必要はない。

もし所属しているサークルに「目標」のようなものがなければ、まずはその目標を作ってそれに向けて活動をしてみるとよい。そして出来ればその目標は「関東リーグ出場!」や「引退時までにチーム最高記録を出す」などの大きな目標以外に、「毎回の参加者10名以上」や「夏休み中に5回練習実施」など、夏休み中に達成が出来そうな中間目標を持ってみるとよい。

そして目標を決めたら、その目標を達成するために自分たちができることを具体的にリストアップし、仲間と共に取り組んでいくのだ。結局その目標が達成されても、されなくても、自分たちで目標を設定し(目標設定力)、それに向けて計画し(計画立案力)、行動に移した(行動力)というエピソードが出来上がるはずだ。

しかし何もサークルでの活動は今までの活動内容に囚われる必要はまったくない。

今年の夏休みだけの「プチプロジェクト」をサークルで立ち上げてもいいのだ。

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