能力に戻りましょう。能力開発には「気づき」が出発点です。自分の至らなさに気づく、危機意識を持つことが自己革新の出発点となります。
エグゼクティブは総じて読書家が多いもの。読書習慣も身に付けたいところですね
そこで自分なりに考え、生活習慣を見直したりします。例えば、昨年同時期と比較して、体重が5キロ増え、その結果として、中性脂肪、総コレステロール、空腹時血糖値等が高くなり、標準値を越えてしまった人がいます。
その人は危機意識を持ち、自ら行動習慣を変えるのです。このまま行くと、メタボリック症候群になってしまう、よし、来年の健診までに、体重の5キロ戻そうと心に誓います。そのための行動として、
- 平日は歩数計を持参し一日1万歩歩く→有酸素系の運動による基礎代謝の向上
- 夜10時以降の遅喰いをしない→定時に食事を摂ることの習慣化
- お酒を控え、月・火は休肝日とする→最低24時間、肝臓を休ませる
能力とは行動習慣である
以上、策定したアクションプランを愚直に実行し、自分に克つことができればしめたものです。以上の3つのアクションプランが習慣化でき、新しい自分が創ることができれば能力になっているということです。悲しいかな、3日坊主で終わってしまえば、能力にはなりません。今までと同じ自分です。つまり、先の例でも同じ自分がいるだけで、データも改善されないでしょう。
能力とは行動習慣そのものですが、アクションプランを本気に取り組めるかどうかはビジョン(目的地)へ本気で到達したいかどうかに尽きることでしょう。次回はではどうやって、三日坊主にならないよう、習慣化することができるかを具体的に考えていきたいと思います。