今回は、社会人男性の合格者にインタビューしました。2回にわたって、お届けします。
社会人男性の受験者の多くは、生活のメインが『仕事』であり、1日の大半を外で過ごしながら、並行して試験勉強をしています。
また、今回インタビューした田中さん(仮名)は、家庭もあり、2人の小さなお子さんのパパでもあります。こんなに忙しい毎日の中で、いったいどうやって勉強したのか、尋ねてみると……!
なるほど、これはたしかに、合格への近道!キーワードは、『分析』『戦略』『リサーチ』、そして『効率』と言えそうですよ。
前編の今回は、『分析』と『戦略』についてです。
田中さんの受験時のデータ
- 2011年度、7科目合格
- 2012年度、残り3科目合格、実技試験(音楽・言語)合格
- 40歳
- 二児の父(3歳、7歳)
過去問5年分を分析!―テキスト内容と照らし合わせる
田中:テキストは、ユーキャンを使いましたが……。私:とても大勢の方が使っていますよね?
田中:はい。そのはずなんですが、勉強を始めてすぐに、ずいぶん不親切なテキストだなぁと感じました。
私:えぇ! そうなんですか!? どんなところが?
田中:テキストを読み始めて、わりとすぐに過去問を解いてみたんですね。
そうしたら、ユーキャンのテキストには、試験では一度も出題されたことがない項目も載っているんですよ。
そのうえ「どこが何年に出て、どこが出ないか」といった注釈がいっさい無いので、これは自分で整理しなきゃいけないなあと思い、最初にその作業を全科目やりました。
勉強を始めたのは5月からで、普通より遅いスタートだったのに、ずいぶん時間をとられてしまいましたけど。
私:分析的ですね~! 最初にそこに気づいたのが素晴らしい。