スキンケア/スキンケアの基礎知識

オイル美容の基本(精油とキャリアオイル)(2ページ目)

オイル美容という言葉があちこちで聞かれるようになりましたが、「オイル」といっても様々。精油なのか植物オイルなのか……ごっちゃになっている方に、オイルの基本を知って頂けたら嬉しく思います。

久保 直子

執筆者:久保 直子

スキンケア・化粧品コスメガイド

精油、植物オイルの効果

気になる効能ですが、本当に様々。ホルモンバランスを整えたり(クラリセージ、ゼラニウム、イランイラン)、神経系を落ち着かせて、リラックスさせたり(ラベンダー、ゆず)、胃腸の消化(ミント)、免疫力アップ(ラベンダー、ティートゥリー)、抗炎症作用(イモーテル)など、非常に幅広い効果を持っています。

特に、メンタルへのアプローチは効果が高く、心を鎮静させたり、穏やかにさせたり、やる気を高めるのにも精油は役立ちます。精油は皮膚、鼻の粘膜、肺と3つのルートから吸収されるので、全身に効能がめぐります。まさに心と体と肌に働きかける精油は、現代社会でストレスにさらされている私たちにぴったり。ホリスティックに働きかけ、癒してくれるアイテムとして、今一度注目したいアイテムです。

精油を運ぶ「植物オイル」ですが、必須脂肪酸やビタミンを含む栄養たっぷりのもので、肌をしっかり保湿し、なめらかに整えてくれるこちらも素晴らしいものです。最近は、様々な植物オイルを組み合わせた「植物オイルのブレンド」アイテムも出てきていますが、ボディにはマッサージとして、顔には毛穴対策やエイジングアイテムとしても人気です。

この植物オイルと精油がブレンドされたオイルも数多く発売されています。精油で心と体に働きかけ、表面から内部までホリスティックに働きかけることが可能に。上級者は、自分のお気に入りの精油と植物オイルを分けて持ち、気分に合わせて希釈して使う方もいらっしゃると思いますが、これは知識がいることなので、やはり最初はブレンドのオイルから選ぶのが簡単。自分の好きだと思う香り、好きだと思う感触(少し重い、軽やか、さらさら……など)のものを選ぶだけでOKです。

少しずつ精油の知識をつけていけば、今自分はどういう状態だからこの精油を選ぶ、ということがだんだんできるようになっていきますので、まずは自分の好きな香り、テクスチャーのものを選んで1本使ってみることをおすすめします。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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