ピンクドット沖縄
Pink Dotは、2009年にシンガポールで始まった野外フェスティバル。セクシュアルマイノリティの方やその家族、友人、アライ(支援者)の方たちが公園に集まり、ピクニックしたり、ステージ上のパフォーマンスやトークを楽しんだりして、もっとセクシュアルマイノリティが生きやすい社会を実現しようとするお祭りです(こちらの動画をぜひご覧ください)。Pink Dotというイベント名の由来は、シンガポールが地図上の「小さな赤い点(Red Dot)」と称されることにちなみ、みんなでピンクを身に着けて集まって「小さなピンクの点(Pink Dot)」を作ろうということです。なので、イベントでも一斉にギュッと集まってピンクの点(というかマル)を作って上空から写真を撮ったり、ピンクの風船を空に飛ばしたりという演出があったりします。2012年には15,000人もの人たちが参加し、年々大きくなっています。そして、シンガポールに限らず、香港、台湾、アメリカなど、世界的な広がりを見せるようになってきています。そして今年、日本でも「ピンクドット沖縄」が初開催されることになりました。
ピンクドット沖縄は、7月14日(海の日の前日)、那覇の中心部である国際通りに面した「てんぶす前広場」で開催されるオープンエアなイベントです。ライブパフォーマンス、野外クラブパーティ、グッズ製作ワークショップ、大集合写真撮影会など、さまざまな催しが行われます。国際通りは毎週日曜日、歩行者天国になっており、通りかかった方や観光客なども巻き込んで、にぎやかに盛り上がりそうです。
このイベント、元東京プライド代表で今は「レインボーアライアンス沖縄」「GRADi」を主宰する砂川秀樹さんを中心に、趣旨に賛同したアライの方たちなども実行委員をつとめています。Facebookを見ると、地元のストレートの方たちが次々に賛同を表明してくれるようになっている様子が窺え、ちょっと感動的です。
そうした流れの中で、なんと今回、初開催にしてピンクドット沖縄は那覇市との共催になりました!(「なは女性センター」の方が尽力してくださったそう。素晴らしい!) また、一般財団法人「沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)」が後援についてくれることも決定。OCVBは県内唯一の官民一体の観光推進団体。初のLGBTイベント後援となるそうです。
当日はきっと、いろんな感動が味わえる、素晴らしいイベントになると思います。地元の方(うちなんちゅ)も、本土の方(ないちゃー)もぜひ、お出かけください!
ピンクドット沖縄
日時:7月14日(日)13:00-17:00
会場:那覇「てんぶす」前広場
参加費:無料