クナイプの温泉保養地で心と体に元気をチャージ

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町の中心にも水と緑があふれるバート・ヴェーリスホーフェン。あちこちでクナイプ療法を体験できる

ドイツは日本と並ぶ温泉大国。ドイツの温泉といえばバーデン・バーデンが有名ですが、ドイツにはその他にもガイドブックには載っていない、知る人ぞ知る魅力的な温泉街がたくさんあります。そのなかのひとつが、今回ご紹介するバート・ヴェーリスホーフェン(Bad Wörishofen)です。

バート・ヴェーリスホーフェンは、自然豊かなバイエルン州のなかでも、ひときわのどかな田園風景が広がるアルゴイ地方に位置します。人口わずか15000人という小さな街ですが、「クナイプ療法発祥の地」として知られ、自然療法のメッカとしても世界的に注目されている人気の保養地です。

温泉浴に水浴、森林テラピー、花やハーブがあふれる公園で天然のアロマテラピー。自然との調和、心身のバランスを提唱するクナイプ療法を街のあちこちで体験できるバート・ヴェーリスホーフェンは、疲れた体を回復させたい人や、癒しを求める人には特におすすめの休暇先です。知る人ぞ知るドイツのパワースポットで、心と体にたっぷりと元気をチャージしましょう。

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バート・ヴェーリスホーフェンへのアクセス

ミュンヘン中央駅からREまたはRDに乗りBuchloe駅で乗り換え、バート・ヴェーリスホーフェン駅まで約1時間15分。

クナイプ療法とは?

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クナイプ神父の銅像。「心地よさ」が健康に繋がるという考えの持ち主だったそう

クナイプといえば、バスソルトが日本でも人気ですね。「クナイプ療法」とは、クナイプの生みの親ともいえる、セバスチャン・クナイプ神父が広めた自然療法のことです。

神父になる勉強をしていた当時、結核を患ったクナイプは、「水」の治療効果に注目し、自らドナウ川に浸かるなどの実験をして、ついには結核を治してしまった、という驚愕の逸話が残っています。クナイプは、1855年に司祭としてバート・ヴェーリスホーフェンにやってきてからも、水療法や薬草療法の研究を続け、多くの人々を助けました。

クナイプの健康法は、次の5つの柱が基本となっています。
  1. 水療法 温水と冷水の交互浴、足湯や半身浴など
  2. 薬草療法 治癒力のあるハーブの使用
  3. 運動療法 十分な運動
  4. 栄養療法 シンプルでバランスのとれた食事
  5. 調和療法 規則正しい生活による心身の調和

この5つの要素のハーモニーこそが大切、とクナイプは唱え、自然が与えてくれる力を利用して、人間が本来持っている自然治癒力を高めることを追及しました。自然環境と人とを調和した統一体とみなす、ホリスティック(全体論的)な考え方の先駆者だったのですね。

クナイプは、彼と同じ信念を抱く友人の薬剤師、オーバーホイザー氏にそれまでの研究にもとずく製品の製造と販売を許可し、1891年にハーバルブランドの「クナイプ社」が誕生しました。

クナイプ療法やハーブの効能について、もっと詳しく知りたい人はこちらをどうぞ>>>クナイプ・ジャパン社の公式HP 

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