学費・教育費/学費・教育費の平均データ

教育費捻出の実態にみる落とし穴(2ページ目)

世帯年収に占める教育費負担の割合は年々上がっています。しかしわが子にかけるお金については、節約しようと思わない方も多いかも知れません。一体どこまでお金をかけるのがちょうどいいのでしょうか。

鈴木 さや子

執筆者:鈴木 さや子

学費・教育費ガイド

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現実と価値観に合う「お金のかけ方」を見つけよう

教育費は削りたくないものですが、だからこそ適切なお金のかけ方をすべき

教育費は削りたくないものですが、だからこそ適切なお金のかけ方をすべき

教育費を削りたくないのはどの親も一緒です。現実を見据え、家族の価値観に合う「お金のかけ方」を見つけるにはどうしたらいいでしょうか。お金のかけ方を考える手順の一例を挙げてみました。

1.  「毎月貯めるべきお金」と「毎月使えるお金」を割り出す
将来のためのお金(大学進学費・老後資金など)から「毎月貯めるべきお金」を計算し、「毎月使えるお金」を割り出します。そして、「世帯年収「減」時代の教育費負担の現状」内に記載した「幼稚園~高校における学習費年額」から、高校卒業まで家計から捻出できる進路プランを検討してみましょう。

2. どんなことにお金をかけたいか考える
必ずかかる学校学習費以外では、どんな費目にお金をかけたいかを考えます(ピアノはきちんと習わせたい、中学受験はしたい、旅行の思い出も作りたいなど)。

3. どんなことだったら節約してもいいか考える
優先順位が高くないイベントやモノがないか考えます(車は手放してもいい・食にはこだわりがないから、もっと節約・なんとなく始めた習い事はやめるなど)。

4. どうしても足りない場合はどうするかを考える
優先順位の低いものを削っても、「毎月使えるお金」をどうしても超えてしまう場合は、再度2に戻って考え直しましょう。

なるべく子どもが小さいうちから、長期的な視点を持った「教育費のかけ方」を見つけられるといいかと思います。


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