幸せ女子の必須イベント「ブライダルチェック」(2ページ目)

人気ドクターを直撃！「ブライダルチェック」は何をするもの？

ガイド：ブライダルチェックと一般的な婦人科検診は何が違うのですか？

福山院長：基本的には“将来の妊娠”に備えて、たとえば子宮筋腫がないか、癌を見逃していないかなどの検査が中心です。それから、やはり一番の特徴はSTD（性感染症）に関する検査があることでしょう。
ガイド：STD（性感染症）ってＨＩＶの検査のことですか？

福山院長：もちろんそれもあります。それ以外にもB型肝炎、C型肝炎、梅毒の検査に加え、クラミジア、淋菌、トリコモナス、コンジローマ、性ヘルペスの検査が加わります。

残念ながらSTDの女性は増えているんですよ。日本人のSTDの割合は少ないんですが、増加数としては先進国の中では高いといわれています。コンジローマなどは自覚症状がないので自分では気が付きにくいのが特徴です。


ガイド：STD（性感染症）は妊娠、出産にどんな悪影響をもたらすのでしょうか？
福山院長：STD時の妊娠、出産時の影響について言うと、HIVやB型、C型肝炎、梅毒では「垂直感染」といって出産時や母乳で感染する可能性があり、赤ちゃんが先天性の感染症になる事があります。

クラミジアなどでは頚管や卵管に炎症をおこすことで不妊症になりやすくなるだけでなく、出産時に赤ちゃんにうつり、結膜炎や肺炎などを引き起こす事があります。淋菌の場合は結膜炎や髄膜炎を引き起こすことがあります。

コンジローマだと、赤ちゃんの喉にコンジローマができてしまって呼吸困難になったり、死に至る場合も。先天性ヘルペスはヘルペス脳炎を起こす可能性があるんですね。

ガイド：自覚なく赤ちゃんに病気をうつしてしまったら悔やみきれませんね。

福山院長：そうです。ですから「恥ずかしい」としり込みしないで、ぜひ検査を受けてほしいと思います。
まだまだお話は続きます！