2014年で60周年を迎えるクオバディス。このディスプレイの背景は、クオバディスのダイアリー紙面で作られていた。
来年2014年で60周年を迎えるクオバディス。今や日本の中でもすっかりと定着した海外ダイアリーだ。もともとクオバディスは、Dr.ベルトラミ氏が自分のライフスタイルにマッチしたダイアリーが見つけられず、自ら利便性を追求したフォーマットを考案したことから始まっている。当時のダイアリーは大判の1日1ページのものが多く、基本的には日付があるくらいで紙面のほとんどはフリーになっていた。ベルトラミ氏は、このフリーページを使いやすくするためにスタンプを作った。スタンプを捺すと「電話すべき人や内容」、「すべき事柄」、「手紙を書く人」、「会いにいく人」、「備考欄」というぐあいにやるべきことを種類別にかき分けられるようになっている。これこそクオバディスのアジェンダプランニングダイアリーの原点だ。
クオバディスの生み親ドクター ベルトラミ氏がクオバディス手帳を作るきっかけになったスタンプ(実物)。
見るからに使い込まれたことがわかるスタンプ。ご覧のとおりかなりの大きさだった。
当時、ベルトラミ氏はフリーのダイアリーの1ページ、1ページにこのスタンプを捺して使っていた。その後ウィークリーバーチカルも考案し、それもスタンプにして作ったという。こうしてクオバディスの手帳は作られていったのだ。
1954年に商品化・特許申請したダイアリー「ミニスター」。現在のものとほとんど変わっていない。
60周年記念セット
この記念すべき60周年のための限定ノートが作られていた。表紙には60周年と大きく印刷されている。クオバディス人気タイプであるエグゼクティブという正方形ダイアリーを購入するとこのノートが1冊付いてくる。もともとエグゼクティブの手帳を買うと、こうしたノートが巻末に付属されているが、今回はさらにもう1冊付くことになる。60周年を記念して「エグゼクティブ ダイアリー」に付く特製ノート(数量限定)
ダイアリーがアイボリーペーパーの場合はノートもアイボリー、ホワイトペーパーの場合はホワイトのノートが付属される
新作「アバナスムース」
写真上は、ハードカバーの「アバナ ダイアリー」。
そして下が今回の新作「アバナ スムース ダイアリー」。
「アバナ」は、クオバディスのハードカバーノートとして数年前から販売されている。同じハードカバーの手帳もすでに展開されている。そのスムーススタイルのダイアリーが新たにラインナップに加わっていた。表紙がソフトな素材になってページがよりめくりやすくなっていた。
「アバナ スムース」はエグゼクティブノートのみで展開
スムースの表紙は本文と一体化されているので、ずれがなくめくりやすい