海外旅行保険で手荷物遅延は対象?
しかし海外旅行先で手荷物が届かないのは、到着早々楽しい旅行にケチがついたようで面白くありません。また荷物が届かないと着替えや最低限の必要なものなどは現地で買わなければならないものもでてきます。
こんな場合の手荷物遅延における海外旅行保険(航空機寄託手荷物遅延等費用)の補償をみてみましょう。
海外旅行保険の航空機寄託手荷物遅延等費用とは?
搭乗する航空機に預けた(寄託した)手荷物が到着しない場合、海外旅行保険では「航空機寄託手荷物遅延等費用」が補償の対象になります。それではこの補償について内容を確認してみましょう。■どんなときに保険金が支払われる?
一般的には、搭乗した航空機に預けた手荷物が目的地の到着から「6時間以内」に到着しなかった場合が対象です。
■どんな費用が保険金として支払われる?
具体的に対象となるのは、予定していた目的地にて購入等した身の回り品や購入費やレンタル費用です。
もちろん何でも対象になるわけではなく、預けた手荷物に含まれていた必要不可欠な衣類(下着・寝具類など)・生活必需品(洗面用具、かみそり、くし等)やこれらを持ち運ぶためのかばんなどです。
こうしたものについて海外旅行の目的地到着から96時間以内、かつ預けた手荷物が自分のところに到着するまでの間に負担したものが対象です。
■保険金額はいくらぐらいで設定する?
航空機寄託手荷物遅延等費用を付帯する各損保のプランを見てみると、保険金額は10万円で固定しているパターンが多いですね。一番低いところで1万円の設定をしているところもあります。
その他の補償と違って、保険金額を自分で選択するかたちにはほとんどなっていません。保険金額の設定や他の諸条件を見ると、現地について手荷物がないので当面の着替えなどの生活必需品がカバーされる補償ということです。
手荷物を補償する航空機寄託手荷物遅延等費用はいる?いらない?
海外旅行保険における各損保の「航空機寄託手荷物遅延等費用」の扱いは様々で、プランに入れているところとそうでないところがあります。この補償についても必ず必須でなければ絶対に駄目だというものではありません。生活必需品やちょっとした衣類程度であれば、自分で負担できない金額ではないからです。
旅行でも現地に家族や知り合いがいて、下着はともかくちょっとした着替え程度なら借りられるなど、旅行先についてからの状況なども考慮してみるといいでしょう。
保険料の目安ですが、例えばハワイ6日間で100円ちょっとくらいの保険料ですのであまり神経質になる必要はありません。「着替えくらいは自分で負担する」、「この程度の保険料なら付帯してもいい」、いずれの考え方もありです。
◇関連記事
飛行機遅延に欠航…海外旅行保険でどこまで補償?
海外旅行保険の日数はどう数えるの?
海外旅行保険は出発当日に加入できる?