海外旅行先でテロに遭ったら、海外旅行保険で補償されるのか

海外旅行保険でテロや暴動などは補償される?

テロはいつどこで起きるかわからない

世界各地でテロあるいは暴動などが多発しています。海外旅行で渡航した際に安全確認が重要なのは言うまでもありませんが、テロは突発的に発生するので予測ができません。

既にテロが発生した場合や、どこに限らず危険だと思えば旅行を中止するのが一番ですが、海外での旅行先では予期せずそうしたことに巻き込まれることもありえます。

戦争危険が保険の対象にならないというのは何となくイメージできるのではないかと思います。しかし、テロや暴動などの場合には海外旅行保険ではどのように対応するのかが今ひとつ分からない部分も多いでしょう。

海外旅行保険とテロや戦争、暴動などの危険との関わり、保険金の支払いについて確認・検証してみましょう。

<目次>  

渡航先のテロなどの危険性はどうやって確認する?

外務省では各国の危険情報を出しています(外務省海外安全ホームページ)。ご覧いただくと分かりますが、危険度カテゴリー別に情報がでています。
  • レベル1.十分注意してください
  • レベル2.不要不急の渡航はやめてください
  • レベル3.渡航はやめてください(渡航中止勧告)
  • レベル4.退避してください。渡航はやめてください(退避勧告)
情報内容も治安や一般犯罪、テロや暴動・戦争、事故、自然災害など安全情報もカテゴリー別に多岐に渡ります。

国によって危険情報は異なり、同じ国でも地域によって色々分類されていることもあります。リアルタイムで何かおきているようなときは状況は常に変わっていきます。

何か特別な事情がない限り、旅行目的であれば見合わせるべきでしょう。では、これらの危険情報ですが、海外旅行保険との関わりはどうなのでしょうか?

戦争や紛争がある地域ならそもそも海外旅行保険の引き受けはしないでしょうが、暴動やデモなどがあるから即引受けしないかというとそういうものでもありません。

但し海外旅行保険も「保険」である以上、契約の引受けに問題がでるケースもあります。何か突発的な問題が旅行先で起こっているときには、事前に損害保険会社に確認してください。
 

テロなどの危険が海外旅行保険で補償されるのかを確認するポイント

テロや暴動などの危険を、海外旅行保険で補償されるのか考えるときにクリアしなければならないことが以下の通り2つあります。
 
海外旅行保険のテロの対応は?

海外旅行保険のテロの対応は?


・海外旅行保険の契約が可能か
・免責条項(保険金の支払い対象外ということ)にあたるのか

そもそも海外旅行保険の契約の引き受けはしてくれるのかというのが一番の問題です。その上で、仮に海外旅行保険の引き受けがされたとしても、保険事故の発生事由が保険金支払い対象外では意味がありません。
 

海外旅行保険のテロ・暴動などの免責条項を確認

それでは、海外旅行保険の一般的な免責条項(保険の対象とならないこと)について確認しておきましょう。細かい事項はたくさんありますが、今回のテーマに沿ったもののみを列挙します。

・戦争
・外国の武力行使
・革命
・政権奪取
・内乱、武装反乱
・その他これら類似の事変、暴動

各損保会社・商品によって約款の記載事項は一字一句同じではありませんが、一般的には上記に挙げた事項は対象外となっています。中には「変乱」という言葉と使うケースもありますが、意味合いは同じです。
 

海外旅行保険でテロや戦争は対象になる?

このように、当然と言えば当然なのですが、今回のテーマで取り上げたこれらの危険に関してはほとんどが免責となっています。

今回のテーマのテロ行為(戦争や外国武力行使などに該当しない)については補償対象なのです。海外旅行保険では戦争などは対象外だけれどもテロはOKということになっています。
 

それでも海外渡航の必要のある人は、保険以外のリスクヘッジを

ここまでお話したように、渡航先のリスクが高いなら結論としては渡航しないのが一番です。それでも事情があって海外に行かなければならない人は保険以前の予防・リスクヘッジをよく考えてください。
 

海外旅行保険のほかに…たびレジに登録(外務省海外旅行登録)

海外旅行保険がテロの対象になると言っても、保険というのは2次的なもので被害を受けた際の済的な部分でお金が支払われるものです。

これはこれでもちろん大事なのですが、一番大事なことはそもそもテロの被害に遭わないことです。現在、外務省でたびレジという仕組みが運用されています。

たびレジ(外務省海外旅行登録)

たびレジとは、万が一の際に渡航先の在外公館などから緊急情報提供を受けられる海外旅行登録システムです。たびレジに登録すると次のような情報を受けることができます。
  • 海外旅行先の在外公館の連絡先、海外安全情報など
  • 緊急時に在外公館の出す「緊急一斉通報」や「最新海外安全情報メール」
  • 緊急時の連絡(旅行先の地域で緊急事態が発生した際の連絡等)
海外旅行先の緊急事態などはさまざまです。テロの発生や治安の悪化による注意喚起等や地震災害などの発生など発生地域より少し離れたところにいたら状況を把握できません。

一個人ではキャッチできる情報に限りがあります。海外旅行保険の手配だけでなく、自分の身は自分で守るために必要な情報提供を受けてください。

<重要>将来的に取り扱いが変わることも考えられます。海外旅行保険に加入する際に必ず内容の確認をお願いします。

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