半世紀以上も地元の人に愛される、小さな自家製カフェ
Kahvila-konditoria Hopia

店内

ログハウスをイメージした愛らしい店内には、10席ほどの小さなカフェスペースがあり、いつも常連客たちでにぎわっている。店員さんのおそろいのかわいいエプロンにも注目!

フィンランディアホールやオペラ劇場など、文化施設の建ち並ぶヘルシンキのトーロ湾西岸から少し西に逸れた静かな通り沿いに、客席わずか10席あまりの小さなカフェがあります。1949年創業というこの老舗カフェの名前は、カハヴィラ=コンディトリア・ホピア。

カハヴィラとはカフェのこと、コンディトリアをいうのは、特にお店の裏で焼いている自家製パンやスイーツを提供するカフェのことを指す言葉です。おいしいパンを食べたいなら、このコンディトリアを名乗るお店を探すのが一番!

店内2

店内には、民族楽器カンテレや、白樺の樺で編んだ籠細工などの伝統工芸品がディスプレイされている

ホピアは現在、60年代に創業者からお店を譲り受けた家族の娘さんが、3代目オーナーとしてお店を引き継いでいます。けれどその人気ぶりは今も昔も健在。営業時間中は、お揃いの可愛らしいエプロンを着た姉妹店員さんたちがあくせくとパンを焼いては並べ、笑顔でレジを守っています。小さいお店とはいえ、昔からの地元ファンがとても多く、カフェスペースで一服するだけでなく、うちでのご飯やコーヒーブレイクのためにパンを大量買いしていく人も少なくないのです。

 

素朴な焼きたてパンがずらり、一番人気はカルヤランピーラッカ!

パン

奇をてらわない、昔ながらの伝統パンを数々がショーケースに並んでいる。一番下段にあるカルヤランピーラッカが今も昔も看板メニュー

ホピアのショーケースに並ぶのは、どれも昔ながらの素朴な伝統パンばかり。次々にお店の裏から焼きたてが運ばれてくるので、決して広くない店内は常においしい香りに包まれていて、それだけで幸せな気分になれます。

写真上段の、映画『かもめ食堂』にも登場する、フィンランド流シナモンロールであるコルヴァプースティ(Korvapuusti)は、シナモンだけでなくカルダモンの風味が効いていてコーヒーとも愛称抜群の常連メニュー。けれどこのお店の一番人気は、アワビのような不思議なかたちの平たいパイ、カルヤランピーラッカ(Karjalanpiirakka)。フィンランド東部地方に伝統的に伝わる、今やフィンランド全土の朝食の定番パイのひとつで、薄く伸ばしたライ麦粉の生地で、ポリッジ(牛乳でお米や麦を柔らかく炊いたもの)やマッシュポテトなどを包んであります。そのままでも素朴な味わいでおいしいのですが、上にマッシュしたゆで卵とバターを和えたトッピングを頼むと、よりおいしく、ボリューミーにいただけます。

菓子パンは2ユーロから(カルヤランピーラッカはトッピング無しで1.3ユーロから)とリーズナブル価格なのも嬉しいところ。散策のついでに気軽に立ち寄って、アットホームな店内で地元の人と一緒に、ローカルなコーヒータイムを楽しんでみてください!

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看板

パン屋さんのシンボル、プレッツェルの看板を目印に

Kahvila-konditoria Hopia
住所:Pohjoinen Hesperiankatu 9, 00260 Helsinki
TEL:+358 9 492 556
アクセス:トラム4,7,10「Hesperian puisto」下車徒歩約3分
営業時間:月~金曜8:00~17:00
定休日:土・日曜(夏至祭後に約1ヶ月の夏季休業あり)
平均価格:プッラ(菓子パン)2ユーロ~、コーヒー1.9ユーロ~、
惣菜パン1.3ユーロ~

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