伝統的で格式高いグランド・ホテル
1874年にオープンしたグランド・ホテル/Grand Hotelは、130年以上にわたりオスロの伝統ある高級ホテルとしてその名を築いてきました。ノルウェーを代表する著名人であり、今は亡き劇作家ヘンリック・イプセンや探検家フリチョフ・ナンセン、そして現代の政治家やセレブリティたちに愛され続けているホテルです。ノーベル平和賞受賞者が宿泊する12月
平和賞受賞者が宿泊する部屋側からは国会、カール・ヨハン通り、市庁舎、王宮が見渡せます Photo: Grand Hotel
警察による周辺警備は強化されますが、平和賞授与式の期間も一般市民や旅行客はホテルに宿泊することが可能です。受賞者が利用するノーベル・スイーツは、通常は誰でも宿泊可能です。
ノルウェーデザインで演出された客室
スタンダードルームとなるグランド・プティットは、デザインが一新されました Photo:Grand Hotel
現在のホテルは大幅に改装され、客室やロビーの雰囲気は数年前よりもモダンになっています。過去宿泊したことがあるという方も、また利用してみると違う雰囲気が楽しめるのではないでしょうか。
入口から入ったロビーはキラキラする現代装飾へと改装されています Photo:Grand Hotel
特別な夜に泊まりたい、カラフルなミカド・スイーツ Photo:Grand Hotel
宿泊客ではなくても立ち寄れる、オスロで最も有名なカフェ
かつて画家ムンクや劇作家イプセンが通ったカフェ。当時の雰囲気を残しつつ、モダンなアレンジに Photo:Grand Hotel
宿泊者ではない方も利用することができます。豪華な雰囲気なので、「入りにくい」、「飲み物の注文だけで大丈夫かな?」と感じることもあるかもしれませんが、お茶を1杯飲みたいだけの通行人や観光客も入店できます。日本のガイドブックではほぼ必ず紹介されている人気カフェなので、思い出作りに立ち寄ってみてはいかがでしょう。
グランド・カフェは、一度閉店して、2016年10月に新しくオープンしたばかり。店名は同じですが、経営者、メニュー、店内のデザイン、営業時間は以前と異なります。カフェ&レストランであることは同じで、1階の中央部分は飲み物や軽食の方のみのカフェ空間、その周囲が食事をする方のためのレストラン空間となっています。ノルウェー料理をベースにした、新北欧料理がメイン。料理人の調理の様子も見ることができます。
新しくオープンしたばかりなので、地元民も多く訪れています。ランチやディナーで必ず座りたい時、クリスマスディナーで混雑する12月は事前の予約をおすすめします。
ほかのホテルと比較すると、少々お高い値段のホテルとなってしまいますが、その分格別な思い出とサービスを受けることができます。
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■Grand Hotel(グランド・ホテル)
住所:Karl Johans gate 31
TEL:23 21 20 00
宿泊料金:シングル約1695NOK、ダブル約2050NOK。各部屋によって料金は大幅に変わります。ホームページではキャンペーン価格などの最安値情報が頻繁にアップされています。
アクセス:地下鉄ストールティンゲ/Stortinget駅から徒歩1分