食事ダイエット/食事・生活習慣改善ダイエット

太らない体質づくりのコツ(2ページ目)

日々忙しくて、朝は食欲がわかない、昼は時間がない、夜も規則正しく食べられない……という社会人は多いもの。きちんと食べると何となく太りそうだから1日2食に……という方も、必見です!

浅尾 貴子

執筆者:浅尾 貴子

食事ダイエットガイド

朝食を美味しく食べられるよう生活改革を

朝食2

朝はたんぱく質を含む食事が効果的!

でも、食事回数が少なくなれば弊害もあります。必要な栄養素が不足する上に、摂取カロリーだけは高くなりがちだということです。朝食を食べずに昼と夜だけの2食で済ましている人の多くが、必要な栄養素がとれていない傾向にあります。また、まとめ食べをすることで1食ずつの食事量が増えがちです。まとめ食べは血糖値を急激に上げて体脂肪を増加させます。血糖値コントロールによるダイエットの解説はこちらの記事でもしているので参考になさって下さい。

■ガイド記事
食べる順番ダイエット

実際に20~40歳代の働く方の多くは、食事時間も不規則になってしまい、思うように食事ができていないことでしょう。また、ストレス発散はお酒を飲むこと! ということで深夜までついつい食べて、飲んでを週数回はしてしまう、という方もいるでしょう。

でも将来の健康のため、今以上に体重を増やさないためには、そのついつい・できない、としていることを、何か少しだけでも変えていかなくては、本当に痩せられませんし、ほうっておくと病気になってしまいます。

太らないために、まずはこの3ヵ条を心がけましょう。
 
  1. お酒を飲んでも、電車がある時間に必ず帰る。できれば23時までに帰宅し、24時(0時)までに眠るよう、意識を変える。
  2. 朝食が食べられない日も、朝9時までの間に、野菜ジュース1本、果汁ジュース1本、牛乳1本、ヨーグルト1個のいずれかをとる。
  3. 仕事で夕食が遅くなりそうなときは、夕方16時~17時くらいに、一度おにぎりや麺類などの軽食をとっておき、深夜の食事は野菜料理と油脂の少ないおかずだけにしていく。
 

規則正しい生活が望ましい理由

人の体には「体内時計」の機能が備わっています。本来それらが正常に働いてカラダの機能を動かしていれば太りにくいはずなのですが、働く世代の多くは体内時計が正常に機能しなくなっているのではないかともいわれています。

例えば低体温の人。体温が低いということはカロリー消費も少なくなり、同じ食事量を食べても太りやすくなります。また、朝食抜きが習慣化している人。糖新生といって体の筋肉を切り崩して脳のエネルギーに回す機能が働くと、カラダの赤身(筋肉)が減り続けて基礎代謝量が落ち、結果として太りやすくなります。

日中は体温を上げて、ホルモンのバランスを整え、血糖値や血圧などを正常に保ち……、などなど、これらをできるだけ規則正しく動かしてあげることが、太らない体質づくりには重要です。そのために必要なことは次の3つです。
 
  1. 朝9時までに1食目の朝食(まずは飲料のみでも可)をとること。24時(0時)前には眠ること。
  2. 就寝前にはパソコンやスマートフォンの光を見つめないこと。光が体内時計を狂わせてしまいます。必要なことは朝起きてやりましょう。
  3. できるだけ食事時間を一定にするよう心がけること。飢餓状態を作ると次の食事で体脂肪合成が促進されるので、食事時間を空け過ぎないようにすること。

なお、太らない時間ダイエット(時間栄養学)についての解説はこちらの記事でもしていますので、ご参考になさってください。

■ガイド記事
太らない時間ダイエットで効率良くやせる

次のページでは、セレブの健康管理についてご紹介します!
 
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