頭皮が赤くなる「紅斑」とは?
頭皮が赤くなる紅斑。分け目や額をチェックして、早期に発見しましょう
紅斑が長期化すると頭皮トラブルに!
紅斑とは、皮膚に近い部分の血管が拡張し、皮膚が赤くなったり、赤い斑点が出たりする状態のこと。頭皮に発生する紅斑はパーマ液による一時刺激性接触皮膚炎、ヘアカラーによるアレルギー性接触皮膚炎、脂漏性皮膚炎、日焼けなど紫外線による影響が原因として挙げられます。軽度の紅斑は、かゆみなどの症状はなく、気づかないうちに消えてしまいます。紅斑は、それ自体は悪いものではありません。しかし、長期間にわたって続くと強いかゆみや痛み、ただれ、化膿といった症状を引き起こす原因となることがあります。
特に毛穴はそのような刺激に弱いため、毛包までに到達すると毛包炎を引き起こし、脱毛に至ることも。なるべく早く、頭皮に紅斑が出ていることに気づくことが大切です。
紅斑を早期発見するために
頭皮に発生した紅斑のようす(画像提供:皮膚臨床薬理研究所)
頭皮の紅斑を早期に発見するには、意識して、分け目や生え際、額などをよくチェックするとよいでしょう。すでにかゆみ、痛みなどの症状が出ている場合は、皮膚科にかかることをおすすめします。
次ページでは、長期間にわたる紅斑を防ぐ方法を紹介します。