一人暮らし/人を呼べるインテリアのコツ

インテリア実例:ホテルライクな部屋を作る(2ページ目)

惚れ込んだ家具を活かすためのナチュラルでシンプルなインテリア。ホテル暮らしをイメージした、ガラス張りの寝室とバスルーム。中古マンションをリノベーションし、自分のやりたいことをとことん追求して暮らす男性の部屋を取材しました。

河野 真希

執筆者:河野 真希

一人暮らし・簡単一汁三菜レシピガイド


長年憧れてきた家具ありきの部屋作り

リビング

Tさんがモノを買うときは「長く使うことを想像できるもの」「意味があるもの」を選ぶという

インテリアのテーマは「ナチュラル&シンプル」。「ダイニングテーブルとソファ、ベッドは長年憧れていたものがあり、それを置くことを前提にインテリアを考えました」と、Tさん。家を買うのであれば、ダイニングテーブルはアイ・スタイラーズ、ソファはTRUCK、ベッドはシモンズと決めていました。通常図面に可動の家具が描かれることは少ないですが、リノベーションの際にはそれらありきで設計を行ってもらったそうです。

「そのときの旬や気分によって変えたい部分というのはあると思うんですが、床や壁といったベースになる部分は簡単に変えられないので、シンプルに。家具も含め、ここから先10年経っても、自分が変わらずに『好きだろうな』と確信が持てるものを選び、長く使うことを考えています」というのがリノベーションでのモノ選びの考え方。
リビング

(左上)手持ちの食器は、写真に写っているだけ。数が少ない分頻繁に使うので、ほこりも溜まりにくい (右上)いろんな料理に合わせやすいシンプルな食器ばかり (左下)『TRUCK』のソファ。購入前には本当に自分の部屋に合うか、大阪の店舗まで足を運んだ (右下)テレビの隣にクリスマスツリー。季節ものだけれど、季節を選ばないデザイン


また、まとまりのあるインテリアを作るためには「ベースと上物をわけて考えることがポイント」とのこと。例えば壁は白で、床や棚の木材はオークやタモといったように、ベースとなる部分は色や素材を統一しています。「ベースがシンプルであれば、上物はそのときの旬や気分で好きなものを買ってもなじみやすいし、アクセントにもなってくれると思います」というように、自分が長く心地よく、そして楽しく暮らすことを考えた部屋作りなのだ、と感じさせられました。

次は、ホテルスタイルのベッドルームとバスルームをお届けします>>
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