間取りが良くても、立地によっては片付かないことも
たとえ片付く間取りであっても、立地によっては片付かないこともあるのです。片付きやすいかどうかは、立地がおおいに関係するのです。都心より郊外のほうが、片付かない傾向にあるのです。郊外はショッピングモールやホームセンター等の買い物施設がひととおり揃ってはいますが、買い回り品などちょっと日常を離れた商品の選択肢はそう多くはありません。買い物好きは欲求不満をTVやネット、カタログ通販で解消しようと、ついつい不要なモノまで衝動買いしてしまいます。
また、たまたま出かけた都心のデパートや専門店でせっかく来たのだからと、お土産感覚でこれまた使わないモノを買ってしまいがちです。こうしてモノは増えるばかり、片付かない!に陥ってしまうというわけです。
都心暮らしは案外すっきり暮らせる?
一方、あの手この手で買い物意欲を高めさせてくれる各種買い物施設ぞろいの都心暮らしでは、さぞや買い物熱が高まり、多数の無駄買いをしてしまうように思いがちですが実はそうではありません。住み始めのころこそ、物珍しげに色々なお店に出入りし、不要なモノを買い込んだとしても、しばらくするとそうした環境になじんでしまい、見る目も肥えてきて、やたらとモノを買いこまなくなります。買いたければいつでも買える、だからあせって買うことはない、という安心感も手伝います。
結果、狭い都心のマンション暮らしではあっても、モノが少ないために案外すっきり暮らせるということになってしまうのです。日々片付いた暮らしは、郊外より都心のほうがしやすいといえるでしょう。