キャリアプラン/自己分析の方法

ゴールデンウィークに考えるこれからのキャリア(2ページ目)

今年もゴールデンウィーク(GW)が始まりました。今年は前半3連休、3日間のインターバルがあり、後半4連休です。製造業など10連休の会社も少なくありません。比較的時間がある時節、自分の未来を考える時間をとってみてはいかがでしょう?

藤田 聰

執筆者:藤田 聰

キャリアプラン・リーダーシップガイド

もう1点はグローバル視点での生の情報を入手するためには、やはりグローバル人脈の構築に尽きるでしょう。皆さんが会社の中で色々な部署毎のキーパーソン情報に長けているように、例えば、欧米系、アジア系、イスラム系など、バランス良くカテゴリーを分け、信頼できる人脈網を社内外で構築することがグローバルで活躍するためには必要条件です。

グローバル人脈を構築するための前提

地球儀でキャリアを考える時代、遠くから眺める習慣を身に付けよう!

地球儀でキャリアを考える時代、遠くから眺める習慣を身に付けよう!

そのためには、まずは自分、自社、自国を知ることです。アイデンティティーの原点である自国の歴史等をきちんと伝えることが信頼につながります。特に日本人は島国であるがゆえに、日本人としてのアイデンティティーを考える必然性があまりなく、それらを英語で説明できるレベルまで理解している人は限られています。日本に来ている外国人の方が日本の歴史をよく知っていることも多々あります。

グローバルで考える際に、宗教や文化や政治などは欠かすことは出来ないテーマです。80年代の成長期まで、日本人は脇目を見ずに仕事に打ち込んだ結果、あまりにも仕事以外の世界で何が起こってるかという教養や見識を磨くことを怠ってきました。世界で今、何が起こっていて、それらが未来へどのくらいのインパクトを持ち、今後、どんなことが起こりうるのかという中長期的な視点です。

成熟期の今日、リーダーとして国際的な教養も必要な時代。経済体のみならず、社会体や文化体として、キャリアを考え、構築していくことが求められるでしょう。

シンボリックな人材をベースに、ウィキペディアなどで人物検索をして、何故、結果的にグローバルリーダーになったかをその人の経歴などを見て、考えることは価値があろうかと思います。共通項を見い出すことができるかも知れません。スティーブ・ジョブズ、ビル・ゲイツ、盛田昭夫、松下幸之助、本田宗一郎(以上、敬称略)などの生い立ちや経歴は今後のキャリアを考える上で参考となることでしょう。
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