地図で位置を特定しながら、ご自身で調べてみましょう(イメージ) |
この結果について関西の不動産関係者に感想を聞いてみたところ「予想通り」「人気エリアについては現実はもっと高くなっている」といったコメントが飛び出しました。2極化が進んでいるという話は以前、地価公示されたときの記事「2006路線価騰落を個別のマンションで検証」にも書きましたが、一部ではミニバブル再来ともいわれています。
では、実際にマンションを買う場合、どんなところに気を付ければいいのか、資産価値の面から私の考えをご紹介します。
長期で考えても2極化は当然。資産価値を重要視するなら人気エリアに限る
都心部にあって条件のいいマンションの人気は高い |
一方、交通至便の鉄道沿線、条件のいい郊外ニュータウン、都心などは住みたいという人が多ければ多いほど稀少立地として人気となり、資産価値が大きく減少する可能性は低いと思われます。むしろ、もう新規にマンションを建てようとしても建てる土地がないような立地では、プレミアムがつくこともあります。
資産価値を求めないなら、買うのは先にした方がいいかも
誰しもマンションを購入して大きく値下がりするのは気分が悪いもの。いくら立派な建物で広い部屋であっても人気の低いエリアや不便な立地では資産価値はあまり期待できません。地元出身であったり「自分たちが気に入っているからいい」ということでマーケットとして人気薄のエリアで購入する場合、将来的な値下がり率が高くなるということを覚悟すべきでしょう。逆にいえばこの先、中古として流通したときにかなりの値下がりが見込めるので、その時期まで待つという選択肢もあります。次のページでは、基準地価の地域別変動率一覧などを紹介しています。