フィンランド生活に欠かせないコーヒー
フィンランドでは、器にもこだわり、お気に入りのカップで、日々のコーヒータイムを楽しんでいる。写真はアラビアのパラティーシ
フィンランドでは、仕事の合間の休憩時間を「kahvitauko(コーヒーブレイク)」と呼び、コーヒーは一息つくときのお供として欠かせない存在です。コーヒータイムは、労働者の権利として法律で認められているほど。また、コーヒーはフィンランドの文化で、社交的な役目も果たしています。「今度一緒にお茶しよう」と言うのと同じ感覚で、「Mennään joskus kahville!(今度コーヒーを飲みに行こう)」と声をかけ合います。
ビジネス会議のシーンでも、家でまったりくつろいでいるときも、コーヒーはありとあらゆるシチュエーションにぴったりなので、一日に何杯も飲んでしまうのも頷けます。寒い地方だから、温かい飲み物が飲みたくなる季節が長いことも、一人あたりの消費量の多さに影響しているでしょう。
フィンランドで好まれているコーヒーは、酸味のある浅煎り。スーパーに並んでいるコーヒーも、ほとんどが浅煎りです。買ってきたコーヒーは、各家庭や職場にあるペーパードリップ式のコーヒーメーカーで、一度に数杯分を淹れます。ミルクやクリーム、砂糖を入れることもありますが、そのままブラックで楽しむ方も多いです。コーヒーと一緒に、甘いパンのプッラやケーキ、クッキーなどをいただきます。
次は、フィンランド一大手のコーヒーショップのご紹介!