京都市で建物の高さなどの規制がスタート
国際観光都市・京都の町並みを守る規制が強化された |
また建物のデザインについては、京町家が多く残る地区を美観地区に指定して歴史的な景観や風情ある町並みを保全する基準を定めるなど、市街地のほぼ全域で地区の特性に応じたデザイン基準を定めています。このほか市内38カ所からの眺めを保全するため、全国初となる「眺望景観創生条例」を制定。市内全域で屋外広告物に対する基準を設けました。歴史的な町並みを守る取り組みとして注目されますが、マンションが建てにくくなる不動産業界などからは一部で反発の声も挙がっているようです。
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京都市情報館
マンション管理の専門家を1回2,000円で派遣
京都市では分譲マンション建て替え・大規模修繕アドバイザー派遣制度を創設し、7月1日から受付を開始しました。マンションの大規模修繕や建て替えの際に、実施すべきことや課題になることについて専門家が相談に応じるというもの。利用できるのは市内すべての分譲マンションの管理組合です。派遣される専門家はマンション管理士や建築士、弁護士など。管理組合が支払う費用は専門家1人につき1回2,000円で、1管理組合につき6回以内(最初の派遣日から1年間)となっています。マンションの住環境や資産価値を守るには適切な維持管理が欠かせませんが、こうした専門家による相談制度を少ない費用負担で利用できるのは安心につながるでしょう。
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京都市情報館
近鉄大和西大寺駅にショッピングモールを整備
近鉄大和西大寺駅に新たなショッピングモールが整備されることが発表されました。近鉄によると、同駅の橋上コンコースを約2倍に拡大し、平成21年秋にショッピングモールをオープンさせる計画です。ショッピングモールは約1,150 m2のスペースに、高級食品スーパーやカフェ、書籍・雑貨ショップなど約20店舗が入る想定となっています。同駅は乗り換えも含め利用客が1日平均10万人を超える奈良県北部の一大ターミナルとなっており、約20年ぶりの大規模リニューアルによって地域の活性化にも結びつけたい考えです。
JR姫新線姫路駅~上月駅間の高速化事業が着工
JR姫新線の姫路駅~上月駅間(50.9km)の高速化事業が着工しました。新型車両の導入や信号設備の改良などにより、両駅間の所要時間を20分程度短縮して65分以内とすることを目標としているそうです。完成は平成21年度の予定となっています。同線はこれまで、運行速度が遅く本数が少ないことなどから利用者が減少傾向にありました。事業主体のJR西日本や兵庫県、姫路市、たつの市などでは、高速化事業によって同線の利用促進と沿線地域の活性化を図りたいとしています。