パオン寺院とムンドゥ寺院
8~9世紀の建立と見られるムンドゥ寺院。基壇は28×25mほどの長方形で、その上に約14m四方の箱形のお堂が乗っている
■パオン寺院
パオン寺院
とても小さな寺院だが見事なレリーフで知られており、すべての願いをかなえるという聖樹カルパタルや、半人半鳥の音楽神キンナラとキンナリなどが生き生きと描かれている。カルパタルやキンナラ、キンナリは近隣のヒンドゥー寺院プランバナンでも見ることができ、仏教とヒンドゥー教の融合文化が確認できる。
ムンドゥ寺院内部。中央が釈迦如来坐像
パオン寺院同様レリーフも美しく、鬼子母神図、毘沙門天図をはじめ寺院の四面は数々の仏教レリーフで覆われている。敷地内にある巨大なガジュマルも見事だ。
ボロブドゥールのサンライズ&サンセット・ツアー
ボロブドゥールの日の出。朝霧に覆われたジャングルから昇る太陽はなんとも神秘的。開園時間の6時になると観光客が一気に増える
ボロブドゥールはボロブドゥール史跡公園内にあり、公園の入場時間は6~17時で18時閉園となっている。しかし園内にただ一軒、マノハラというホテルがあり、観光客が入る前・去った後にサンライズ&サンセット・ツアーを催行している。
特にサンライズ・ツアーが有名で、早朝4時半にホテルを出発してボロブドゥールの上から日の出を眺めることができる。朝焼けの日の景観は特にすばらしく、夜の闇と朝霧に覆われたボロブドゥールが夜明けとともに少しずつ姿を現し、ジャングルを覆う霧海の上に燃え上がる姿をじっくりと眺めることができる。
ツアー参加者の多くがホテルに宿泊するようだが、他のホテルの宿泊者でも参加可能だ。詳細はツアー会社や公式サイトで確認してほしい。
[関連サイト]
- マノハラ(公式サイト。英語/インドネシア語)