時間に余裕があるなら迷わず、アルデンヌの花壇アヌヴォア公園へ
ベル・セゾンを心行くまで満喫するなら、初夏のアルデンヌを数日かけてゆったりめぐりたいもの。ゆるやかな丘陵や美しい渓谷の間を走り抜けながら、見渡せば菜の花の絨毯、路肩には可憐に揺れる朱色のコクリコ(ひなげし)が、心地よい夏を楽しませてくれます。そして、目指すはAnnevoie(アヌヴォア)城公園。豊かな森林と渓流に恵まれたアルデンヌ地方。地元モンペリエ家が所有するアヌヴォア城とその庭は、18世紀半ばにフランスやイタリー、英国の造園哲学を取り入れ、「水」を中心に据えたユニークな庭園として設計され拡張されたのです。緑の小道を順に歩いていくと、高低差を巧みに利用した滝や噴水が次々と現れ、樹齢100年以上の大木や、刈り込まれて成形された緑のオブジェ、眼下に広がる見事な花壇に、幾度もあっと息をのまれることでしょう。木々のささやき、水の音に耳を傾けながら、自然に身体を委ねる瞑想のひと時を。<DATA>
所在地: Rue des Jardins 37a, 5537 Annevoie
TEL:+32 (0)82 67 97 97
開園時期: 3月31日~11月3日(2013年)毎日、9:30~17:30まで
(7・8月は18:30まで)
入園料: 大人7.8EUR(子ども割引あり)
アクセス: 車では、高速E411の出口14あるいは出口20から。
電車では、ブリュッセルよりDinant行き電車に乗りGodinne駅下車。送迎バスが一日一本10:22にあります(夏季のみ)。
公式URL:www.annevoie.be/