ベルセゾンを楽しむ、ベルギー花めぐり(2ページ目)

中世風情で楽しむチューリップならここ！

チューリップといえば、オランダの『キューケンホフ』があまりにも有名。でも、あの人ごみは苦手という方にお奨めなのが、ブリュッセルの北に隣接する町Groot-Bijgaarden（グロート・ベイガールデン）のチューリップ。中世そのままの塔や城（現存のものは17世紀建造）、苔むした橋や落ち着いた池の広がる14?クタールの緑溢れる空間に、400種類以上のチューリップを初め、ヒヤシンス、水仙、フリージアなど、100万本以上の花が咲く自然美は究極の癒し。小動物や小鳥も多く、こじんまりしているので家族連れにもぴったりです。

2013年、10回目を迎える花の祭典フロラリアは、5月5日まで開催され、併設の温室内ではアレンジメントや観葉植物など花の芸術が展示されます。会期中後半の暖かい日には、それなりの人出も予想されるので前半がお奨め。

＜DATA＞
所在地： Kasteel van Groot-Bijgaarden,
Van Beverenstraat 5, 1702 Groot-Bijgaarden
開園時期： 4月5日～5月5日まで毎日 10:00～18:00
入場料： 大人12EUR（学生、シニア割引あり）
アクセス： ブリュッセル中心部より車で15分。
中央駅よりGroot-Beijgaarden駅まで電車で20分。
公式URL： http://www.floralia-brussels.be/　

汗ばむような夏日が続いたら、迷わず『コロマ城公園薔薇園』へ

夏でも20℃以下の日々が多いベルギー。汗ばむような夏日があったら、ぜひ訪れて欲しいのが、コロマ城公園に併設される薔薇園です。ここの魅力は、世界規模（15ヘクタールの園内に品種数約3000、3万株）を誇るにもかかわらず、まだあまり知られていないこと。その上、入場無料。コロマ城の歴史は15世紀に遡りますが、薔薇園が造られたのは1950年代で、本格化されたのはここ30年のこと。

ピークシーズンでも人影はまばらで、人知れず豪華に咲き乱れる香り高き見事な薔薇を庭園ごと一人占めできてしまいます。薔薇園は4つのテーマに分かれており、小さなバラ博物館や日本原種コーナーも新設されました。美しいフォルムのお城には、町の観光・文化部門が入り、結婚披露パーティなどにも貸し出されています。かつての厩は、今では情緒あるカフェに。散策に疲れたら、ベルギービールで乾杯！

＜Data＞
所在地： J. Depauwstraat 1, 1600 Sint-Pieters-Leeuw
開園時期： 5月15日～10月30日、10:00～20:00（10月は19:00まで）
TEL: +32 (0)2 454 8630
定休日： 月曜
アクセス： ブリュッセル中心部より車で約30分。環状高速で16番出口を出て、Sint-Pieters-Leeuwへ。
最寄り駅は、Ruisbroekですが、ブリュッセルミディ駅から、
De Lijnバス170、144、145番でSint-Pieters-Leeuw下車が便利。
公式URL：
www.natuurenbos.be/nl-BE/Domeinen/Vlaams-Brabant/Rozentuin_Coloma/Coloma_english.aspx


>> 時間に余裕があるなら迷わず、アルデンヌの花壇アヌヴォア公園へ