一度は楽しみたい! 金魚鉢あるいは類似する透明な容器
独特の形がなんとも魅力的だ
金魚鉢を水槽と比較したとき、決定的な差となるのは水量の少なさと、金魚鉢の形状の特殊性から由来する、対応する飼育器具の少なさです。水量が少ない分、水質が悪化しやすく、使用できるろ過器も、エアーポンプを使用した非常に小型の物ぐらいしか選択肢がありません。よって、金魚鉢で金魚を飼育するのであれば、大前提として金魚の匹数は小型の金魚1~2匹に抑えるべきです。
また、水質の維持に関しては、ろ過器は酸素の補給用途と割り切って、水換えをこまめに行うことで水質を維持すると考えましょう。水中に入れておくだけで一定期間酸素を供給してくれる石のような製品も販売されているので、そういった製品を使用することを検討しても良いでしょう。
ちなみに、良い環境を整えることの難しい金魚鉢の中で、一度金魚が体調不良や病気になってしまうと、完治させるのはかなり困難です。以上のようなことから、金魚鉢での飼育は基本的にオススメできるものではありません。しかしながら、こういったデメリットがあるとしても、金魚鉢で飼育するからこそ味わえる清涼感や爽やかさが存在するのもまた事実だと思いますので、いざというときには移動できる水槽も用意した上で、あくまで金魚鉢は一時的な観賞用の容器として使用するのが良いのではないでしょうか。
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