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上海の火鍋

上海、中国に行くのなら、ぜひ食べておきたい「火鍋」。火鍋という名前を聞いたことがあっても、いったいどんなモノなのか?という人も多いと思います。そんなあなたのための、火鍋ガイドです。

ヒキタ ミワ

執筆者:ヒキタ ミワ

上海ガイド

上海旅行で食べたい、火鍋!

みなさん、火鍋(フオグオ)ってご存じですか? 最近は日本にも火鍋屋さんがあり、聞いたことがある人も、食べたことがある人もいるかと思いますが、上海ではもっと気軽に、しかも季節を問わずに人気がある料理。旅行中にぜひ食べてほしい火鍋についてご紹介します。

火鍋とは?

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2つの味を行ったり来たり!辛い方は結構パンチがきいていますので、初心者の人は注意です!

火鍋とは、鍋に火をかけ、煮込みながら食べる中国の鍋料理で、発祥地は内モンゴルとも四川とも言われているのですが、はっきりとわかっていなのが実情。

上海の街中どこでも「火鍋」の看板をみかけるほどの人気で、寒い冬はもちろんのこと、暑い夏でも1年中どこのお店も多くのお客さんで賑わっています。

火鍋屋のスタイルとしては、クリアースープで羊肉をしゃぶしゃぶする北京火鍋や、辛いスープに具材を入れる重慶(四川)火鍋などがあり、基本的にはカジュアルでリーズナブル(約100元/人)なお店が主流です。

ところが、ここ数年の間に特上霜降り牛やこだわりの有機野菜を提供するような香港系、台湾系の高級店も出現し(300元以上/名)、1人あたりの予算もお店により差ができてきました。
※人数とオーダーする内容で値段は変わってきますので、大体の目安として考えてください。

そんな中でも上海で一番見かけるのは重慶式で、「鴛鴦火鍋」(ユアンヤンフオグオ)という太極の陰陽型に仕切られたお鍋を使った2種類の鍋底(スープ)でいただくスタイルです。片方には白湯(バイタン)というあっさりしたスープが、もう1つには唐辛子がたっぷり浮いた真っ赤な麻辣(マーラー)スープが入ってきます。そこに自分が好きな方に具材を入れて煮込めば完了。辛いものが苦手な人は白湯だけ、辛いものが大好きな人は麻辣だけの一色鍋もオーダー可能です。

まずはオーダーしましょう

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マークシートなので数字を書いてお店の人に渡すだけ。

基本的にオーダーはメニューシートに数量を記入するだけなので、初心者でも漢字を見ながら、なんとなく?オーダーできてしまいそう。もしも変わり種が来たら、せっかくなのでチャレンジしてみてはいかがでしょう?

 

お次はタレを作りましょう

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ゴマ油や酢、醤油以外にもオイスターソスや豆板醤、ザーサイなどもあるので混ぜまぜしてマイタレを作ってみましょう。

火鍋を始める前に忘れてはいけないのが、タレを作ること! おススメは、ゴマ油+おろしニンニク+塩(+私はここにたっぷりの香菜を入れます)のミックスです。その他、黒酢、醤油、ラー油、ゴマソースなどがあるので、お好みで味を調えて完成。

どんな食材を入れるの?

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しゃぶしゃぶ肉の他に、野菜や豆製品もいっぱい!とってもヘルシーです。

火鍋の中に入れる素材としては、羊肉、牛肉、豚肉などの肉類、エビやイカの団子や玉子餃子、野菜類、豆製品、キノコ類など、思い当たるモノは何でも入れてOK。通常日本では鍋にいれないようなレンコン、タケノコ、冬瓜、黒きくらげなども揃います。変わりどころとしては、牛のいろんな部位や豚の皮、脳みそ、ドジョウなども!

中国の鍋奉行たちに教わったのは、最初に肉や魚類を楽しんで、スープにそれらのエキスを流し込み、最後に野菜をたっぷり食べましょう、ということ。最初に野菜を入れたら叱られるので要注意です!

最後に……だいたいの火鍋屋が夜遅くまで開いているので、遊んだあとの夜食に行く人も多々。どんな時間でもお腹を空かせて、いろいろな食材を楽しんでください。私も真夜中の2時から火鍋を始めたこと、あります。真夜中の誘惑が特に美味しいのです~。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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