国民的芸術家たちの珠玉作品を収蔵するアテネウム国立美術館
駅舎そばの一等地に鎮座する、存在感のあるフィンランド屈指の美術館
館内はかなり広く、常設展だけでも見応えのある作品が多数あるので、鑑賞には時間の余裕を見ておくことをおすすめします。ちなみに美しいシンメトリーの建築は、1887年に建造されたネオ・ルネッサンス様式のもの。正面玄関の上部の壁には、歴史に名を刻む偉大なる芸術家ドナト・ブラマンテ、ラファエロ・サンティ、ペイディアスの3人の胸像が埋め込まれているのにも注目です。
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■Ateneumin Taidemuseo(アテネウミン・タイデムセオ)
住所:Kaivokatu 2, 00100 Helsinki
TEL:+358 9 6122 5510
アクセス:ヘルシンキ中央駅正面口すぐ
開館時間:火・金曜10:00~18:00、水・木曜10:00~20:00、土・日曜11:00~17:00
休館日:月曜日
入場料:10~12ユーロ(18歳以下無料) ※時期によって入場料の変動あり
お芝居好きが足繁く通う、きらびやかなフィンランド国立劇場
駅すぐそばの立派な石造りの建物のなかには、こんなに豪華絢爛な舞台と客席が
まるで中世のお城のような外観
1950年代には裏手に小劇場も増設され、現在ではモダンな作品から子供たちを対象にした作品まで、さまざまなジャンルの演劇芸術(※上演言語はフィンランド語)をここで鑑賞することができます。
アクセス:ヘルシンキ中央駅東側出口すぐ
※フィンランド国立劇場の公式サイト・チケット案内はこちら
フィンランド現代アートシーンの発信地、現代美術館キアズマ
イモ虫がぎゅっとカーブを描いて動き出しているかのようなユニークな建物は、アメリカの世界的建築家スティーヴン・ホールのデザイン
建物の形状に沿ってカーブを描くスロープが、展示室へと導く
館内は、展示室へと続くゆるやかなスロープが印象的。1階にあるカフェやミュージアムショップは、展示室の鑑賞客でなくとも気軽に立ち寄ることができます。企画展は約半年ごとに入れ替えられ、国内だけでなく国外アーティストのインパクトある作品も積極的に紹介しています。
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■Nykytaiteen museo Kiasma(ヌュクタイテーン・ムセオ・キアズマ)
住所:Mannerheiminaukio 2, 00100 Helsinki
TEL:+358 9 1733 6501
アクセス:ヘルシンキ中央駅より徒歩3分
開館時間:火曜10:00~17:00、水~金曜10:00~20:30、土曜10:00~18:00、日曜10:00~17:00
休館日:月曜日
入場料:10ユーロ(18歳以下無料) ※毎月第1金曜の17:00以降は入場無料
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