遊び心満載の楽しいタランティーノ映画10選！(2ページ目)

カンヌ映画祭で話題になった傑作『パルプ・フィクション』誕生！

監督第二作は『パルプ・フィクション』。この映画はカンヌ映画祭パルムドール賞を受賞し、アカデミー賞では脚本賞を受賞しました。タランティーノ監督の特徴のひとつに、自分が好きで影響を受けた俳優を起用するというものがあります。人気のあるなし関係なしです。タランティーノの役者を見る目は、いつも正しく『パルプ・フィクション』に主演したジョン・トラヴォルタはこの映画の好演で再びスターの座に。ユマ・サーマンはアカデミー賞助演賞候補になりました。そして監督第3作となる『ジャッキー・ブラウン』でも、彼は大ファンだった女優パム・グリアーを復活させて、良質のサスペンス映画を創り上げました。

『パルプ・フィクション』（1994年度作品）

強盗計画を立てているカップル、盗まれたトランクを奪い返そうと躍起のギャングなど、犯罪に手を染めていく複数の人々の行動を、時間軸を交錯させながら見せていくバイオレンスアクション。状況と全く関係ない会話の数々で笑わせながら、バイオレンスでヒヤヒヤさせるというタランティーノ映画の特徴は、この映画でも大いに楽しめる。1994年度のアカデミー賞では脚本賞を受賞。ほか映画祭レースを席巻したタランティーノの代表作。

監督：クエンティン・タランティーノ
出演：ジョン・トラヴォルタ、サミュエル・Ｌ・ジャクソン、ユマ・サーマン、ハーヴェイ・カイテル、ティム・ロス、アマンダ・プラマー、マリア・デ・メディロス、ヴィング・レイムス、ブルース・ウィリスほか


『ジャッキー・ブラウン』（1997年度作品）

ジャッキー（パム・グリアー）は、スチュワーデスの傍ら、武器商人（サミュエル・L・ジャクソン）の運び屋をやっていましたが、捕えられてしまいます。保釈されたジャッキーは、保釈屋（ロバート・フォスター）と人生をやり直すためにある計画を練りますが……。オープニングの音楽から観客をわしづかみにする演出、ロバート・デ・ニーロやマイケル・キートンを脇役で使う豪華さ。サミュエル・L・ジャクソンは本作でベルリン映画祭最優秀男優賞受賞。

監督：クエンティン・タランティーノ
出演：パム・グリアー、サミュエル・Ｌ・ジャクソン、ロバート・フォスター、ブリジット・フォンダ、マイケル・キートン、ロバート・デ・ニーロ、マイケル・ボーウェン、クリス・タッカーほか

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