春の訪れを告げるイースターエッグの作り方
春の訪れを告げるパステルカラーのイースターエッグ
イースター(復活祭)は日本ではまだまだ馴染みのない行事ですが、欧米ではクリスマスと並んで盛大に祝われる大切な行事です。イースターはその名の通りキリストの復活を祝う日です。しかし春の女神「エオストレ(Eostre)」の名前が語源だと言われるように、暗くて長い冬が終わりようやく春が訪れたことを喜び合う春祭りとしての要素が強いのです。
欧米ではイースターの期間は春らしい素敵なドレスに身を包み、美味しい卵料理や卵型のチョコレートを食べ、子供達は卵を使った遊びを楽しみます。イースターの象徴であるイースターエッグとは卵の殻をカラフルに染めたり、デコレーションしたアートな卵の事です。ここでは簡単に作れる春色のイースターエッグの作り方を紹介します。ぜひお子さんと一緒に作ってくださいね。
<目次>
文字が浮き出るイースターエッグとは?
文字や絵が浮き出るイースターエッグとは、真っ白なゆで卵を食紅水に漬けると、殻の表面に白い文字や絵が浮き出てくるという不思議なゆで卵の事です。仕掛けは簡単で、実は事前に白いクレヨンで白い卵の殻に文字や絵を書いていたのです。ゆで卵を食紅水に漬けると殻はパステルカラーに染まりますが、クレヨンで書いた文字は蝋が水をはじき白く浮き出るのです。とても単純な仕掛けですが、子どもは白い卵から突然文字が浮き出たと思い驚いてくれるのです。文字が浮き出るイースターエッグの作り方
材料:白い卵のゆで卵、白いクレヨン、食紅、水、あれば酢又はレモン汁1.ゆで卵の殻に白いクレヨンで文字や絵を書きます。
約10分でほんのりと色は染まりますが、色を濃くしたい時はできるだけ長く浸けてください。
小さなお子さんには色を付けた卵にお絵描きさせてあげるのもよいでしょう。
イースターエッグを飾って春の訪れを祝うパーティーを開きましょう!
春は新しい命が誕生する季節です。そのためヨーロッパでは鳥の卵と多産なうさぎ(イースターバニー)は生命の象徴と考えられてきました。イースターには卵とうさぎを飾って、春の訪れを祝うイースターパーティーを開きましょう。ちなみにイースターの日は「春分の日(3月21日)以後の最初の満月の次の日曜日」と定義されているため、毎年変動します。ぜひお子さんと春休み中にイースターを楽しんでくださいね。
玉ねぎの皮で染める伝統的なイースターエッグの作り方
最近は卵の殻に絵を描いたり、シールなどを貼ってカラフルにデコレーションするイースターエッグが人気ですが、伝統的なイースターエッグの作り方は玉ねぎの皮の煮汁で卵の殻を赤く染める方法です。玉ねぎを使うので染めた後の卵も安心して食べる事ができます。今年はぜひお子さんと一緒に、安全でナチュラルなイースターエッグを作ってみてくださいね。▶イースターエッグは玉ねぎの皮で作る? 伝統的な作り方
風船とレース糸で作る!お洒落イースターエッグの作り方
こちらの外国のインテリア雑誌に出てきそうな繊細で春らしい卵型の飾りは、洗濯のりに浸したレース糸を風船に巻き付けて作ったものです。たくさん連ねて壁に飾ったり、1個ずつにリボンをつけて天井からランダムに吊るしたりと色々な飾り方が楽しめますよ。春は淡い色の卵の飾りでお部屋の模様替えを楽しみましょう。▶風船とレース糸で作るお洒落イースターエッグ
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