組織づくりの五原則

まずは、「組織」を設計する際の基本五原則から。

1. 専門化の原則

分業化のことです。各部門は特定の業務に特化することで、知識・能力の集中による効率的な業務遂行とノウハウの蓄積が可能になります。(これは「7S」の「システム」において「業務分掌」として規定されることになります。)

2. 権限責任一致の原則

各構成員に与えらえる権限は担当する職務に見合わせる必要があり、同時にその権限に見合った責任を負わせる必要があるということです。(これは「7S」の「システム」において「決裁権限」として規定されることになります。)

3. 統制範囲の原則

別称「スパン・オブ・コントロール」とも言われるもので、一人の上司が直接管理できる部下の人数には限界があり、それを踏まえた階層管理体制を構築する必要があるということです。

4. 命令統一性の原則

組織内の上下関係においては、常に特定の一人から指示・命令を受けるような命令系統を構築しないと、組織の秩序が維持されなくなるということです。

5. 権限委譲の原則

これは経営者に関することですが、経営者は日常反復的な業務は部下に権限委譲し、例外的な業務の対応に専念すべき、ということです。「例外の原則」とも言います。

組織運営がしっくりいっていない企業では、この五原則のどこかに歪みがあるケースが大半ですので、この視点に立って組織運営のチェックをすることが必要です。

組織づくりの基本パターンについては、次回説明いたします。


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