アクセントの位置は?

さて、発音で見逃せないのがアクセントです。
実用会話はもちろん、詩や歌の朗唱でも、単語のどの音節、どの母音に強勢が置かれるのかは決定的な意味を持つことになります。

ドイツ語単語では最初の音節にアクセントが来ることが多いのですが、これには例外も多く、原則と呼ぶことは出来ません。

ただし「前つづり(接頭辞)」と「後つづり(接尾辞)」に関しては、規則性が認められます。

前つづりとは、abfahren (アプファーレン/出発する)のab-など、ある語の頭について派生語を作る形態素のこと。ドイツ語の動詞やそこから派生した名詞では、この前つづりが文中で分離するものであればそこにアクセントが置かれます。逆に非分離の前つづりにはアクセントは置かれません。

Praefix

前つづりとアクセントの関係(クリックで拡大)。



後つづりとは、Mädchen (メートヒェン/少女) の–chenなど、ある語や語幹の後ろについて派生語を作る形態素。この後つづりのうち、外来のもの幾つかは、必ずアクセントを有することになります。

Suffix

クリックで拡大。特にフランス語からの借用語は、強勢が後に来ます



その他の規則として、二つ以上の語を合わせて作られた複合語の場合は、Wörterbuch (ェルターブーフ/辞書) のように、強勢は通常1番目の構成語に置かれます。

もう一つ。母音のうち「あいまい母音」と呼ばれるもの、つまり口を動かさず喉だけで発音するeには、強勢は置かれえません。
Schule (ューレ/学校) 等の語尾音節のe。それにgehen (ーエン/行く) の–enのような格語尾のeですね。

母音の長短

アクセントのある母音は一般に、直後に一つしか子音をとらない場合、Vater (ァーター/父) のように、長く発音されます。

逆に直後に二つ以上の子音が続く場合、その母音は通常、Mutter (ッター/母)のように、短母音となります。


【関連サイト】
dict.cc: 辞書サイトですが、発音の確認にも便利。
Forvo: 発音ガイドサイト。様々なユーザーによる発音が確認できます。


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