中国茶の淹れ方
小ぶりで愛らしい中国茶器はつい手にとってみたくなります
中国茶器は、小さくて可愛らしいので、おみやげにいただいたり、旅先でつい買ってしまったという方も多いようです。
小ぶりな急須(茶壷/ちゃふう)、おちょこのような小さな湯呑み(茶杯/ちゃはい)、細長い小さな湯呑み(聞香杯/もんこうはい)、注ぎ口のついたカラフェのようなもの(茶海/ちゃかい)など、買ってはみたものの、淹れ方が難しそうで箱に入ったままという話もよく聞きます。
日本茶を急須で淹れるように、気軽に使ってみましょう。初めは自己流でも、まずは手にとって使ってみることでより興味が湧いてきます。もちろん、特別な道具がなくても美味しくいただく方法はたくさんあります。
コップで、マグで、携帯ボトルで手軽に
耐熱ガラスのタンブラーで浮き沈みするリーフを鑑賞しながらどうぞ
中国や台湾では、日常的に簡単に飲まれているシーンが多くみられます。
例えば、中国緑茶は耐熱ガラスのタンブラーに茶葉を入れてお湯を注ぐだけ、台湾の高級茶館でも、ティーカップに茶葉を入れて湯を注ぎ、注ぎ足しながらゆっくりといただくというスタイルなどがあります。
お湯を注いでしばらくすると茶葉が沈みます。そのままいただくと茶葉が口に入ることもなく、おいしくいただけます。半分以下になったら、またお湯を注ぎ足すことでたっぷりといただくことができるのも中国茶ならではの楽しみ方。