道中の街並みウォッチングも楽しい、気軽な乗り物トラム

ラシパラツィ

いつでも一番乗降車の多い、カンッピ広場そばのラシパラツィ停留所

トラム(Raitiolinjat:ライティオリニヤ/Ratikka:ラティッカ)は、なんと1891年から穏やかな首都の風景のなかをゴトゴト走り続けている名物路面電車。2~3両編成の可愛らしい小型車体で、スピードも比較的のんびり。車窓からは首都の街並みのさまざまな表情が楽しめるので、観光車両として利用することもできます。

トラム車内

車内では、路線名と次の停車駅が交互に表示されるので安心

主要道路はもちろん、街中の路地にもぐいぐい入り込んでいくので、やや時間はかかっても各目的地へのアプローチに便利なことが多いです。2017年6月現在全13ルートが運行中。近年、同じ番号でもルート変更がなされたり、新たな番号のトラムルートが開拓されたり、ルートが延伸したりと、トラム事情は大きく変化しつつあるので、現地で最新事情を確認することをおすすめします(各停留所には見やすいガイドマップが張ってあります)。

市内観光の際に重宝するのは、見どころの多いマンネルヘイム通りを経由してデザイン美術館のあるエリアまで貫く10番や、アラビアミュージアムの前からハカニエミ地区やセントラルを通ってマーケット広場のあるヒエタラハティ地区まで向かう6番など。

7番は環状ルートで、AとBによってまわる方向が区別されています。また、2,3番は8の字のルートの半々に担っていて、ある地点に来ると自動的に番号が交代します。そのほか、1,4,6番は時どきAないしTの文字がついたトラムもありますが、これは同じ系統でも表記なしの運行ルートと若干異なるので、行き先にたどり着くトラムをよく確認してから乗りましょう。市内には今後も臨機応変にルート変更・増設ができるよう、現在使用されていない路上にも路線が張り巡らされていて、今後も工事などに応じてわりと頻繁にルートの見直しがなされる予定です。最新の路線図はこちらでご確認ください。

 

停留所

停留所では、次のトラムが何分後に来るかが表示されている

運行間隔は路線によりまちまちで、5~12分間隔でやって来ます(週末や早朝・深夜は本数削減)。トラムの停留所では、遅延状況も踏まえながら次のトラムが何分後にやって来るかが表示されているので待ち時間を知るのに便利。電光数字が、次は○分後に到着する、ということを表しています。

乗車はどの扉からでも可能で、トラムがやってきたら、開閉ボタンを自分で押して乗り込みます(運転手さんからチケットを買う必要がある場合は最前扉から)。車体なかほどに、ステップフリーの扉やベビーカーや車椅子の専用ブースもありますが、まれに古い車体だとこうした機能がついていない場合も。車内では、路線名と次の停車駅名がフィン語・スウェーデン語で常に交代表示されているので安心です。降車前には赤い降車ボタンを押して知らせますが、押しそびれてもトラムは各停留所で必ず一旦停止するので、完全停車してから扉にある開閉ボタンを押すのでも間に合います。

 
※次ページでは、地下鉄の乗り方やルールについて詳しくご紹介!