フィンランドならではの素朴でおいしい、味土産
例えば地元の珍味が楽しめる缶詰でも、サケやニシンなど魚介類のものはOKだが、肉類はいずれも日本への持ち帰りが禁止されているのでNG
ただし知ってのとおり、国外からの持ち込み食品にはいろいろと厳しいルールもあり、せっかく持って帰ろうとしたものが空港で没収されてしまったという悲報に接することもしばしば。例えばフィンランドの場合、輸出国政府機関発行の検査証明書がない限りは、肉製品の持ち帰りは本来は一切禁止されています。検疫の場で商品を見せたら問題なく通過した、という話もありますが、念のため避けておくのがベターでしょう。穀物や果物に関しても、植物防疫所が細かな禁止事項を定めています。滞在中に消費するぶんには何を買っても問題ありませんが、日本に持ち帰るお土産に関しては、確実に許されたものだけを安全に持って帰って楽しみましょう。
■植物防疫所が発表するフィンランドからの輸入が規制された穀物・果物一覧はこちら
■動物検疫所が発表する肉製品などの輸入の規制情報はこちら
森の恵みを濃縮した、万人受けするベリージャムやジュース
国内の森で採れたベリーから作られたジャムは、栄養価も高くワイルドな自然の味が楽しめる
ベリー果汁を濃縮したジュースは、水で割ってちょうど良い濃さとなるので、一本でもたっぷり楽しめる
フィンランド人は、夏の間におのおの森へと出かけて一年分のベリーを確保し、冷凍保存したり、何瓶ぶんもの自家製ジャムやジュースを作ってしまうのが慣習。けれどスーパーにももちろん、自然の恵みの味が楽しめる国産ベリージャムや濃縮ジュースがずらりと並んでいます。ベリーをキーワードにした商品は、「健康的」や「森と湖の国」とのイメージともあいまって、フィンランドからのお土産としてはとても喜ばれます。 ちなみに、日本で定着している「ブルーベリーは眼に良い」というイメージは、フィンランド人の間ではあまり語られることがなく、言えば「そうだったの!?」といつもびっくりされるのです。
甘いスープなんて、とぎょっとされるかもしれないけれど、デザート感覚で味わえばハマる味
コーヒー大国フィンランドの家庭用ラインナップは抜群!
フィンランド人の個人コーヒー消費量は、世界トップ3に入るほど。さまざまなメーカーやフレーバーのコーヒー粉だけで、店の棚1区画分が埋まるほどのラインナップ
こちらはロバーツ・パウリックの変わり種コーヒー。チョコレートフレーバーや、フィンランドらしいブルーベリーの香りが楽しめるものまで
国内の著名なデザイナーがストック缶をデザインした、パウリック社の「ユフラ・モッカ」シリーズ