ジャガイモ < さつまいも
さつまいもだって、料理に合うんです!
いも類と一言でいっても、ジャガイモ・里芋・長芋など様々な種類が存在しています。特にジャガイモに関しては、カレーや肉じゃがなどおかずとしての用途も広く、さらにポテトチップスなどのお菓子類の定番でもあることから、幅広い世代に支持されています。「同じ芋ならジャガイモの方が良いんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、ジャガイモではなくさつまいもでなければならない理由があるのです。
しかし、一般的に「さつまいもの効果は?」と問われても、「便秘が治る」とか「食べるとお腹がいっぱいになる」、せいぜい「ビタミンCが豊富」くらいのイメージしか出てこないのではないでしょうか?
実際のところ、私自身もさつまいも美ダイエットをはじめた当時は、まだその秘めたるパワーを知るよしもありませんでした。しかし、さつまいもには他のイモ類にはない魅力が詰まっていたのです。
さつまいもの7大美成分
さつまいもには例えば大きく分けて、7つの魅力的な成分が含まれています。ここでは、ひとつひとつその成分と効果についてご紹介しましょう。
その1:さつまいもにしかない成分「ヤラピン」
さつまいもの成分について語るうえで、忘れてはならないのが「ヤラピン」!
ヤラピンは、さつまいもを切った時に見られる白い液体。皆さんも、一度くらいは目にしたことがあるのではないでしょうか? このヤラピンが、とても有能な働きをしてくれます。腸の動きを活発にして便を促す効果があり、食物繊縫との相乗効果によってさらにその効果はさらにアップ! ヤラピンと食物繊維のおかげで、さつまいもを食べるだけでスッキリとしたペタンコのお腹を維持することを可能にしたのです。
その2:代謝アップの栄養素「ビタミンB群」
さつまいもに多く含まれているビタミンB群。糖質の利用を助ける作用があり、不足すると疲労感が増すので、お疲れ人が多い現代社会において、必須のビタミンです。主な役割は、体内で糖質を燃焼させエネルギーに変えるときに必要な栄養素。また、脳の活動にも関与していることから、誰にでも不可欠な栄養素です。
その3:栄養ドリンクより豊富?「ビタミンB2」
成長を促進して健康な皮膚や粘膜を作る作用があります。エネルギー代謝のビタミンとも呼ばれ、その中でも脂質を燃焼させる働きがあるため、太りやすい体質や、ダイエットを試みる方にお勧めの栄養素! また、「発育のビタミン」とも呼ばれ、細胞が作られるときに必要で、成長期の子供に不足すると成長障害が起こるなど、成長過程においても重要な役割を果たしています。
その4:なんとリンゴの7倍!「ビタミンC」
さつまいもには、りんごの7倍以上ビタミンCが含まれています。ビタミンCは、つやのある肌を保つために必要なコラーゲンの形成に主要な働きを果たす他に、ニキビの予防や傷跡の回復などにも効果が。 女性を中心に美肌を追求できる栄養素の1つとして活躍してくれます。
その5:イモ1本で1日分摂取可能!「ビタミンE」
非常に抗酸化作用が高いことから、老化の原因と考えられる活性酸素の生成を抑える働きがあります。このため、「若返りのビタミン」と称され、女性を中心に大人気栄養素の一つとされています。また、ホルモンバランスを整える働きもあり、女性に嬉しい成分です。
その6:ヤラピンとの相乗効果「食物繊維」
食物繊維にはエネルギーがほとんどないことから、満腹させるだけでなく、胃や腸から消化酵素の分泌促進させる物理的性質があります。 その性質により、便の量が増えて大腸の働きを活発にし、便秘の解消にも。また、コレステロール値を下げ、心臓病の予防効果 もあります。
その7:女性の味方「カリウム」
カリウムは多くの酵素を活性化させる働きがあり、間接的にカリウムは筋肉のエネルギー代謝や神経伝達、筋肉の収縮を補助する作用があると言われています。その効果としてカリウムは腸内の筋肉を促進することで便秘が改善されたり、腎臓における老廃物の排泄を促したり、むくみをとる働きもあります。またストレスを改善する作用もあり、これらの働きからカリウムにはダイエット効果なども期待できると言われています。