食事ダイエット/ダイエット中の夜ごはん・夜食

ダイエット中の夜食のおやつ…間食にNG・おすすめの食材

ダイエット中に食べても太りにくい夜食のおやつには何があるのでしょうか。夕食でしっかり食べたはずなのに、ふとやってくる空腹感。我慢できない時は食べてOK! 夜中の間食におすすめの食べて良いものと、悪いものをご紹介します。

執筆者:阿部 エリナ

 

夜中の間食で食べると太りやすいビーマル1とは

夜中の間食、ダイエット中に食べても良いものと悪いものは? 

夜中の間食、ダイエット中に食べても良いものと悪いものは? 

●体内のたんぱく質の働き
食べたものを脂肪細胞に運ぶ手伝いをしている1つにビーマル1というたんぱく質がありますが、このたんぱく質の活動が最も抑制されているのが午後3時前後に対し、最も活動が活発になる=食べたものが最も脂肪になりやすいのは午後10時以降から、ピークは夜中の2時です。同じものを食べても、日中よりも夜の方が太りやすいのはそのためです。

●消費カロリーが少ない
日中は仕事や学校などで動き回っているので、その分、朝食や昼食、おやつなどのカロリーはある程度消費されますが、夜は?といえば、夕食でしっかり食べているにも関わらずテレビの前にごろんと寝転がってくつろいだり、せいぜい動くといっても家事やお風呂に入る時くらい。圧倒的に消費カロリーが少ないのです。消費カロリーが少ない、ということは、夜食べたものは消費されずに脂肪として体に蓄積されるということ。夜中の間食に限らず、夕食は何時であっても、一日の中で最も粗食とするべきです。
 

夜食のおやつにこれはNG! 糖質と脂質を多く含むもの

夜は脂肪に変わりやすい糖質と脂質を多く含む食品は避けたいもの。ご飯やパン、麺類などの炭水化物や、果物、スナックやチョコレートなどのお菓子は避けた方が無難です。満腹感も高い上にカロリーも低いから、と温かいスープ類を夜中に飲む人もいますが、スープといっても実はカロリーはまちまちです。基本的には、ポタージュ系のスープは主原料に芋類やとうもろこし等糖質が多いものが使われている上にクリームも入っているため案外カロリーは高くなっています。

ヘルシーな印象のある果物も、実は種類によって糖質が多く含まれています。果物の中でも糖質が特に多く含まれているのは、バナナ、ぶどう、柿、りんご、洋ナシ、いちじく、パイナップル等です。これ以外の果物であっても、糖質量はゼロではありません。食べ過ぎないように気をつけましょう。また、ドライフルーツは保存を効かせるために砂糖をたっぷりかけているものもあります。ドライフルーツは乾燥させて収縮している分ついつい量を食べがちなので、夜中に食べるのであれば成分表を確認して砂糖が使われていないもの、糖質がより少ないものを選ぶと良いでしょう。
 

夜食のおやつにおすすめなのは脂質の少ないたんぱく質食品

反対に、夜中に食べても太りにくい食べ物は糖質や脂質を多く含んでいないもの。となると、たんぱく質食品やビタミンやミネラルが豊富なものがおすすめの食べ物です。ただし、たんぱく質食品といっても肉は抱き合わせで脂質も多く含んでいるので、消化に時間がかかり、寝る前に食べるのには適していません。消化に時間がかかるものを食べると翌朝の食欲不振を招き、それが昼食と夕食の暴食につながります。

消化に負担のかからない、脂質の少ないたんぱく質食品を選ぶのであれば、チーズやヨーグルトがおすすめです。一度口に運んだらノンストップで食べ続けてしまいそうで怖い、という人は、口寂しさを紛らわせるのにスルメや昆布、ガムがおすすめです。なかなか噛みきれない・飲み込めないものは、少量を時間をかけて食べるため低カロリーで満腹感を得られます。満腹感を得たいなら、咀嚼回数を増やして脳に「たくさん食べたよ!」という信号を送るのがポイントです。

脳の満足ではなく、胃袋を満腹にして満足度を高めたい時は、ダイエットシェークや粉末のドリンクタイプのプロテインがおすすめです。低カロリーな上に栄養価も高く、胃袋が一時的に膨らむことで高い満足度が期待できます。特にプロテインは、就寝中の筋肉や細胞修復の材料になって代謝を維持してくれるので、ダイエット中におすすめです。
 

夜中の空腹を避ける生活術は生活サイクルを整えること!

夜中に食べても太らない食べ物・太る食べ物を紹介してきましたが、とはいっても、やはり一日でも早くダイエットを成功させたいのなら、夕食の後は何も口にしないで寝るのが一番です。就寝前など、夜中に間食をする癖がある人に共通しているのは、生活サイクルが不規則で特に夜更かしをしていることです。

夕食の後にいつまでも起きていれば空腹になるのは当然のこと。夜中の空腹を避けるためには、夜更かしをしないことが一番効果的です。そのためにも、早寝早起きで毎日の生活サイクルを一定に保ち、空腹の時間が長くなったり不規則にならないように食事と食事の間隔を5~6時間に保ちましょう。

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※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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