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小籠包発祥の老舗の名店、上海古猗園餐庁

小籠包の発祥地と言われている「上海古猗園餐庁」の紹介です。南翔という上海西北部の郊外に位置しています。発祥地の伝統的な味を求める多くの観光客で毎日賑わっています。

ヒキタ ミワ

執筆者:ヒキタ ミワ

上海ガイド

小籠包発祥の老舗! 上海古猗園餐庁

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100年以上の歴史を誇る老舗の小籠包屋さん、そんな風格ありますよね!

「上海古猗園餐庁」は、上海の西北部に位置する南翔という町にあり、このレストランが小籠包の発祥と呼ばれています。話は遡り、清の時代の1871年、「古猗園」というお店の店主であった黄明賢が「南翔大肉饅頭」をいう肉まんを売り出したところ大好評を博し、多くのライバル店たちに商品をコピーされてしまったといいます。そこで黄氏は自分の肉まんを、誰も真似のできないスタイルにしよう、と皮を薄く、サイズを小さくと技術的な改良を加えたのだそう。そして、これが「古猗園南翔小籠」と呼ばれ、人気商品となったのです。今でもその当時の伝統の味が現在に引き継がれています。

茶館のような雰囲気でいただく小籠包

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たっぷり20個も蒸籠に詰められています。モコモコ湯気の上がるうちに食べ始めてくださいね(猫舌ごめん!)

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木漏れ日の入るレストラン内の様子、昼時には人であふれているのだとか!

レストランに着くと、外観はまるで中国の茶館を思わせるようなレトロチャイナなイメージ。そして木枠のガラスドアを開けると、広い空間が広がり、そこはなんと大衆食堂?入口右手側にレジがあるので、そちらでオーダーをしてチケットをもらい、入口正面にある商品受け取りコーナーで小籠包を受け取ります。

蒸籠のまま渡された小籠包は湯気がモコモコ、熱いうちに口に入れてみると皮はモチモチ、中からとろりと肉汁が出てきて、幸せが口の中に広がります。小さいからいくらでも食べられる?と思ってはみたのですが、1つ1つにかなりの重みがあり、10個くらいでお腹いっぱいになってきます。でもせっかく遠出をしてきたのでここは弱音を吐かずに全部食べきってしまいたいところ?

私が行ったのは午前10時くらいと早めの時間だったので、あまりお客さんがいなかったのですが(狙っていきました)、正午前後には、駐車場には観光バスが泊まり、長蛇の列ができるので、とてもお店に入れなく、諦めて周辺のお店に流れる人もいるくらいなのだとか(周囲にも10店舗ほどの小籠包屋さんが連なっています)。なので、お勧めは朝起きてすぐに行動!または午後遅めにおやつを食べに行くくらいの感覚でよいのかと思います。

 

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お持ち帰りもできます!お土産にどうぞ。

あまりにも人気があるというので「毎日どれくらい売れるの?」と聞いてみると、平日で6~700籠、週末で2000籠くらい出るとの情報!

食堂スペース以外にも、個室エリアもあり、そちらでは小籠包以外にも上海料理がいただけます。

地下鉄に乗って行ける距離なので、時間に余裕のある人は南翔までぜひ足を延ばしてみてください。

※参考価格:鮮肉小籠包25元(20個)、蟹粉鮮肉小籠包(蟹ミソ入り)20元(10個)

<DATA>
■シャンハイ グーイーユエン ツァンティン
住所:嘉定区●宜公路218号(●=さんずい+戸)
TEL:021- 5912-1335  
営業時間:月~金8:00~16:00 土・日8:00~18:30
アクセス:地下鉄11号線「南翔」駅 徒歩約20分/タクシー約5分
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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