チョコレート/サロン・デュ・ショコラのおすすめ

サロン・デュ・ショコラ 2013年のおすすめ(6ページ目)

2013年1月23日(水)~28日(月)、伊勢丹新宿店本館6階で、第11回目を迎える「サロン・デュ・ショコラ 2013」が開催されます。今回のテーマは「ルネサンス(知の再生)」。“3つのテロワール(カカオのテロワール、人・職人のテロワール、土地・郷土のテロワール)”を見つめ直し、原点回帰とさらなる進化を融合させた「チョコレートのルネサンス」を繰り広げます。

平岩 理緒

執筆者:平岩 理緒

スイーツガイド

パティシエ エス コヤマ

「パティシエ エス コヤマ」の「C.C.C.デギュスタシオン No.5 2012(5個入 1501円)

「パティシエ エス コヤマ」の「C.C.C.デギュスタシオン No.5 2012(5個入 1501円)

2011年パリの「サロン・デュ・ショコラ」のアワードで栄誉ある「外国人部門最優秀ショコラティエ賞」を授賞。さらに、チョコレート版ミシュランとも呼ばれる「Club des Croqueurs de Chocolat」=「C.C.C.」の品評会にて、初参加のショコラティエとしては史上初という最高位の5タブレット+★を獲得し、世界のショコラ界に大旋風を巻き起こした小山進氏。さらに2012年には、「サロン・デュ・ショコラ」の「外国人部門最優秀ショコラティエ賞」と、「C.C.C.」の5タブレット+☆を2年連続でダブル受賞する快挙を成し遂げました。

そんな「C.C.C.」に出品されたデギュスタシオンBOXには、何気なく振られた番号にも、食べてほしい順番の意味が込められています。2番目の「ふきのとう」は、120℃という低温で焼いたふきのとうを真空保存することで、水分を完全に除いた摘みたての香りをミルクチョコレートの甘さに閉じ込めることができた一粒。 “ふきみそ”を思い起こさせ、斬新でいてどこか懐かしさのある味わいです。3番目は、キャラメリゼした金胡麻をミルクチョコレートに加えた香ばしいプラリネのボンボンショコラ。4番目はホワイトチョコレート入り酒粕キャラメル入りの一粒で、昨年秋にパリの「サロン・デュ・ショコラ」公式パンフレットの表紙も飾り注目を集めました。ラストは、桜の樹のチップを燻した香りを移したミルク&ビターガナッシュのボンボンショコラ「NINJA(忍者)」。最後までいただくと、確かにその順番で食べるべきだったと納得する内容となっています。

間もなく、2013年2月4日に、三田市の自店敷地内に新店舗ショコラトリー「Rozilla(ロジラ)」をオープンさせる小山氏。こちらの詳細インタビューもご覧ください。
プロの流儀 - mode - エスコヤマ・小山進×表現力
サロンデュショコラにて小山進氏が2年連続W受賞!


ナオミ ミズノ×洋菓子マウンテン

「ナオミ ミズノ×洋菓子マウンテン」の「タブレット」 (3枚入 2992円)

「ナオミ ミズノ×洋菓子マウンテン」の「タブレット」 (3枚入 2992円)

水野直己氏は、2007年の世界大会ワールドチョコレートマスターズに日本代表選手として出場・優勝した後、お父様の代から洋菓子店を経営していた地元の京都・福知山市内へ戻り、親子二代での菓子作りを続けています。昨春、市内に新しくオープンした商業施設「ゆらのガーデン」内に移転リニューアルオープン。 「マウンテン」店内に、さらにチョコレート専門ショップ「CELLAR DE CHOCOLAT(セラー・ド・ショコラ)」を備え、まるでワインセラーのような趣きある内装が印象的です。関東への催事出店は、伊勢丹新宿店の「サロン・デュ・ショコラ」のみです。

今回の新作「レーヌ」(4個入 1470円)は、紅茶風味の4つのショコラが蝶々のような形に収められたBOX。パッケージはフォトフレームにもなります。

でも実は、ひそかに注目したいのが新作の「タブレット」。中にガナッシュやプラリネが閉じ込められているといった訳ではなく、ごくシンプルな板チョコレートですが、しっかりと食べ応えのある厚みが心地よく、わかりやすい味。それでいて、水野氏ならではの一ひねりが効いているのです。

たとえばタブレット・ミルクには、エクアドルのアリバ高原でのみとれる希少なカカオ豆を使ったチョコレートを使用。フルーティさにエキゾチックなハーブやスパイスの香りがほのかに漂うクリーミーな香りを活かし、ブラックチョコレートを細かく砕いたものをアクセントとして埋め込み、マヤ・メソポタミア文明の壁画を思わせる個性的な柄のタブレットをデザインしています。男性へのバレンタインのプレゼントとして、間違いなく喜ばれそうです。

また、ビビッドなピンク色が目を引く一枚は、苺のフリーズドライを練り込んだチョコレートをベースにしたもの。通常だと、どんなに細かくしても、パウダー状のフリーズドライ苺が残って粒々とした見た目と食感になるところ、特殊な技術を使って完全に滑らかになるまで練り込んだチョコレートで、苺の含有量も相当に高いため、酸味や香りも実に鮮やかです。水野氏は、このチョコレートに、さらに自らセレクトしたホワイトチョコレートをブレンドし、大人の「苺ミルク」の味わいを作り出しています。

これ以外にも、海外・国内ともに、まだまだ多数のブランドが登場する伊勢丹新宿店の「サロン・デュ・ショコラ」。普段、なかなか会えないショコラティエやパティシエの方々とお話ができるのも、大きな楽しみの一つですから、通訳の方を介して、メッセージを伝えたり、遠慮なく質問したりしてください。そんな会場の熱気が、彼らにとっても、また次のシーズンへの創作意欲につながるのだそうです。

いよいよ始まる2013年のバレンタインシーズン。その最初の一歩として、いいスタートダッシュを切ってください!

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