部屋の広さの目安
それでは、各部屋の広さの目安についてみていきましょう。どの程度の広さが必要なのかを知っておくと、どの部屋の広さを優先するか妥協するかが、具体的に分かります。広さの目安は、ここでは4人家族の場合としておきます。最近は小世帯化が進み、ひとり家族、ふたり家族が主流ですが、販売されるマンションの過半数はまだまだ3～4人向けの3LDK・75平米です。ここで示す各部屋・スペースの広さの目安はこの75平米・3LDKの間取りの実態から割り出してきたものとなります。家族数によって広さの目安が異なる場合はできる限りその点についても触れておくことにします。
水回りの適切な広さ確保が暮らしやすさの基本
水回りは家族の誰もが頻度高く利用する、日々の生活に直結したスペースです。ここが使いにくいと住みにくくてしようがありません。水回りのスペースには様々なモノを置き、それらを上手く使いこなしながら、料理や掃除、洗濯などの家事や洗面・入浴・着替えなどの生活活動を行うわけですから、そのためにはある程度の広さが必要です。狭すぎると必要なモノが置けない、動作がしにくい、といった理由で、家事そのものがおっくうになってしまいます。キッチンや浴室にはうるさい住み手が多いので、広さや設備をセールスポイントにしますが、トイレ・洗面室はどうしても後回しになりがちです。
マンションの間取り図パンフレットを見ると、キッチンや浴室には広さが表示されていますが、洗面室やトイレにはないのが、そうしたことを如実にあらわしているのです。トイレ・洗面室が盲点にならないようご注意ください。
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