「場」と「イメージ」が記憶術の基本
次に必要なのは「イメージ」。
この時計にあの首相の顔が……
今回は歴代総理大臣の顔を「イメージ」として使いましょう。
もし、すぐに顔が思い浮かばない人は画像検索を使えば写真を見ることができるので、チェックしてください。
そして、「場」の位置に順番に各総理大臣の顔の「イメージ」を置いていくのです。
たとえば、「オーブントースター」の中に「宇野宗佑」の火照った顔、「時計」盤になって目がぐるぐる回っている「海部俊樹」の顔…さんといった具合です。j
しっかりと記憶するコツとしては、できるだけ印象に残るように大げさな表情の「イメージ」を想像することがポイントです。
激怒している顔、大笑いしている顔、涙でぐしょぐしょの顔、傷だらけの顔などなど。
さて置けたでしょうか?
それでは顔を少し上げて、部屋を思い浮かべながら、「イメージ」をおいた位置を順番に回っていってください。楽に、それぞれの位置に各総理大臣の顔が思い浮かんでくるでしょう。
もし思い浮かばなくても焦ることはありません。すぐに名前を確認して、再度「イメージ」をその場所に置いて想像してみてください。2,3回行えば必ず思い出せるようになります。
さて、もう一度最初から部屋の位置をめぐって、それぞれに結び付けられた各総理大臣の顔の「イメージ」を思い浮かべてみてください。かなり速く楽に思い出せるでしょう。
それでは、もう一度、「場」である部屋を思い出しながら、「イメージ」を順番に思い浮かべていきましょう。
もうあなたはスラスラと平成の総理大臣を順番通りよどみなく言えるようになっています。
いかがだったでしょうか? 今回説明したのが記憶術の基本です。
「場」と「イメージ」を使って、あなたが記憶したいものをいろいろ記憶してみてください。