記憶術/記憶術の例

今すぐ使える記憶術―平成の総理大臣覚えてますか?(2ページ目)

「記憶術」というと怪しげなイメージを持つ人が多いかもしれませんが、これは古代ギリシアに生まれ、綿々と受け継がれてきた由緒ある技術です。そして、今すぐ使える実用的な技術です。まずは記憶術を使って、数分ほどで平成の総理大臣の順番を覚えてみましょう。

宇都出 雅巳

宇都出 雅巳

コーチング・マネジメント ガイド

大学時代から速読教室に通い始め、10を超える速読法を学び、行政書士、宅建、公認会計士試験など、試験勉強で実践研究を重ねる。その中で記憶術も実践。また、20年以上にわたりプロフェッショナル・コーチとして経験を重ねる。その経験に認知科学の知見を加えた独自の学習法・成長法を確立し伝えている。著書は25冊以上。

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2つの記憶の原理

それは
解説画像

秩序だった配置が記憶しやすくする



1) 「場」による秩序だった配置

2) ありありとした「イメージ」

この二つです。

ここに記憶術が誕生したのです。

記憶術はその後、演説者がその演説内容を正確に記憶するための技術として実践活用され、延々と受け継がれていきました。

そして、現代でもその基本原理は変わっていません。

いろいろな名前の記憶術があふれていますが、この「場」と「イメージ」を活用したものがほとんどです。

それではさっそく、記憶術を実際に使ってみましょう。

ここでは例として、平成になってから就任した総理大臣の名前を記憶してみましょう。

あなたはどれだけ覚えているでしょう?

この25年間に登場した総理大臣は全部で16人。

以下がその名前を並べたものです。

1:宇野宗佑
2:海部俊樹
3:宮澤喜一
4:細川護煕
5:羽田孜
6:村山富市
7:橋本龍太郎
8:小渕恵三
9:森喜朗
10:小泉純一郎
11:安倍晋三
12:福田康夫
13:麻生太郎
14:鳩山由紀夫
15:菅直人
16:野田佳彦

さすがに総理大臣ですから、名前を見れば「そうそう」と顔がほとんど浮かぶでしょう。でも、正確な順番というと……厳しいですよね。

それが、記憶術の基本、「場」と「イメージ」を活用すれば、すぐにスラスラと言えるようになります。
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